痛車で走っても(ドリっても)いいじゃない!
今年ももう残り3週間となった13日。千葉県の外房にある「茂原ツインサーキット」で、走行会メインの痛車イベントが開催された。茂原サーキットが主催者ということもあり、コスプレOK、同乗走行OK、パレードランOK、オーディオアピールOKという、非常にフリーダムなイベントとなった。
レストランではアニソンDJイベントが、場内のBGMはアニソン、痛車ドレスアップコンテストありと、走行会以外のコンテンツも充実しており、痛車オーナーのかゆい所に手が届いていたかと思われる。今回のレポートでは、走行会の様子をメインにお届けしよう。
楽しく安全にスポーツ走行!
メインの走行会はドリップとドリフトの2種類で、さらにドライビングスキルごとに初心者~上級車とクラス分けされており、安全にスポーツ走行を楽しむための配慮がされていた。
朝早くから走る痛車、魅せる痛車(ドレコン)、そしてイベントへ参加しないまでも晒す痛車(駐車場)が集まり、茂原サーキットは活気に溢れていた。走行はグリップとドリフトの交互に行なわれ、クラスごとにベストタイムを目指して疾走した。午前中の最後に行なわれたパレードランはドレコンに参加した痛車がメインで、普段ならサーキットを走らないであろう痛車たち、そして痛単車がコースをゆっくりと走った。
アニソンDJを横目に昼食を取り、午後の走行ではタイヤが暖まってきたのか、テンションが漲ってきたのか、どのクラスもペースが明らかに早くなっていた。ドリフトクラスは角度と飛距離がハンパではなく、上級クラスではツインドリフトも披露していたほど。残念ながら途中でオイル漏れによる赤旗中断があったが、処理が終わったあとも日が落ちるまで痛車たちが元気に走っていた。
通常の走行会では気合いの入りすぎたクルマが何台かクラッシュすることもあるが、このイベントでは大きな事故もなく、無事に1日が終わった。オイルに乗ってしまってクラッシュしたクルマもその場で修理して自走して帰ったようだった。
このような走行会は、ドレコンとはまた違った楽しみがある。自分の走りはタイムとしてハッキリ残るので、自分との戦いもできるし、友達と競い合うこともできる。本気で走ろうとすると、レーシングスーツやクルマのチューニングなどハードルが上がるが、スポーツ走行であれば長袖長ズボン、ヘルメットとグローブさえあれば楽しむことができるのだ。
茂原サーキットでは今後も痛車走行会を開催していくとのことなので、今回、時期的な問題、金銭的な問題から参加しなかった痛車オーナーの方も、次回、サーキットで風になって欲しい。
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