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「持っててよかった!」を実感する「データレスキュー 3」

2009年12月07日 20時30分更新

文● 池田冬彦、MacPeople編集部

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Data Rescue 3 【SPEC】
開発・販売元●アイギーク(株) 価格●1万5750円(パッケージ版)、9975円(ダウンロード版)、7350円(アップグレード版) 備考●ダウンロード版ユーザーも自身の手で起動用DVDを作成可能
http://www.igeekinc.com/

対応システム●OS X 10.4.9以上(Snow Leopard対応) 対応機種●PowerPC G4以上またはIntel CPUを搭載したMac

【COMMENT】復元前にファイルの内容やハードディスクの状態をチェックできる機能は、競合ソフトに差をつける特筆すべきポイントだ。


万一に備えて「常備」したいユーティリティー

 Finderからファイルが消えてしまった、誤って大事な書類を捨ててしまった──「データレスキュー 3」(Data Rescue 3)は、こうした不測の事態により紛失してしまったデータを復元するためのソフトだ(Amazonで見る)。

Survey

デジタルデータの利用実態や損失経験などをまとめた「デジタルデータの実態調査」は、同社のウェブサイトで公開中だ

 データレスキューのレビューに入る前に、アイギーク(株)が主催した「デジタルデータの実態調査」をもとにしてデジタルデータやバックアップを取り巻く状況を概観してみよう。

 まず注目すべきは、パソコン利用者の約7割が何らかのデータトラブルを経験したことがあるという点(ファイル喪失・破損経験[PC])。また、データを紛失したユーザーの半数はそのデータの再取得をあきらめている点だ(喪失ファイルの再取得[PC])。他人が作成したデータならもう一度もらえばいいが、自分で作成した書類や撮影した写真・ムービーなどは、もう2度と手に入らない。

 もちろん、データを頻繁にバックアップしておけば済む話ではあるが、痛い目にあったことあるユーザーでも、なかなかバックアップの習慣が身につくものでもない(ファイル喪失・破損後の対応[PC])。

 こうした状況を踏まえると、データ復元ソフトがいかにニーズの強いジャンルであるか理解できるだろう。昨今情報のデジタル化は著しく、「データレスキューはもはや緊急時のツールではなく、常備しておくべきツールのひとつ」(アイギーク)なのだという。

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