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もっと知りたい! Snow Leopard 第2回

変わってないようで細かな洗練が嬉しい

一挙30連発! 画像で見るSnow Leopard新機能

2009年08月30日 12時00分更新

文● 倉田吉昭

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4.付属ソフト

(22) iChatの必要帯域が1/3に

Mac OS X標準のメッセンジャーソフト「iChat」では従来、1対1のビデオチャットでベストな解像度(640×480ドット)を得ようとすると900kbpsの帯域幅が必要だった。これが従来の約1/3である300kbpsにおさえられた。イー・モバイルなどのモバイル環境でも高画質なビデオチャットが容易になるだろう


(23) iChatシアターが高解像度(VGA)対応

iChatでのビデオチャット中に写真やプレゼンテーションファイルを表示/共有する「iChatシアター」機能で、シアターに表示する解像度が640×480ピクセルに拡張された。ビデオチャットでの遠隔プレゼンテーションも実用的になる


(24) 「プレビュー」でPDF書類の読み込み精度が向上

Mac OS X標準の画像ビューワー「プレビュー」では、PDF書類のテキストを選択する際、レイアウトを自動認識して、段組通りに選択できるようになった。従来、複数段に分かれていた書類はコピー&ペーストしにくかったが、これで改善された。ただし、縦書きではうまく認識できていないようであまり効果がない


(25) 「プレビュー」で直接スキャンが可能に

「プレビュー」内からスキャナの取り込みが可能になった。USB接続されたスキャナだけでなく、LAN上の共有スキャナも利用できる。スキャンしたデータは「プレビュー」内で簡単なレタッチも可能だ


(26) 「プレビュー」のサイドバーで表示スタイルを選べる

複数の画像をまとめて開くと1つのウィンドウでページを切り替えながら閲覧できるが、このときサイドバーを目次(ファイル名のみ)、サムネイル、コンタクトシート表示と切り替えられる。ただし、コンタクトシート表示をそのまま印刷できないのはちょっと残念


(27) MailがExchangeをサポート

Mac OS X標準のメールソフト「Mail」が、Exchange 2007およびExchange IMAPサーバーへの接続をサポートした。企業などのメールシステムや予定、アドレスの共有がMacからも利用できる


(28) アドレスブックもExchange対応

住所録ソフトの「アドレスブック」では、連絡先データを一括管理するプロトコルとして、従来のLDAPに加えて、新たにExchange 2007とCardDAVに対応した。CardDAVは「Mac OS X Server Snow Leopard」の「Adress Book Server」で採用したvCardを交換するためのプロトコルだ。アドレスブックの環境設定にある「アカウント」タブから設定可能だ


(29) iCalをGoogleカレンダーと同期

カレンダーソフト「iCal」では、Googleカレンダー、および米YahooのYahoo! Calendarと同期する設定が用意されて、従来より連携が楽になった(Yahoo Japanの「Yahoo!カレンダー」は同期不可)。iCalの「環境設定」→「アカウント」から指定できる。さらにExchange 2007やCalDAVといったプロトコルへの対応も果たしている


(30) ターミナルを分割表示

ターミナルウィンドウを上下に分割して表示できるようになった。ウィンドウを拡大しなくても、カーソルの位置はそのままで以前の入力を確認できる


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