ロードバイクと折り畳みに
電動アシストがついた!
サンヨーは24日、電動アシスト自転車「eneloop bike」に新たに2車種を追加した。今年の春に発売されたeneloop bikeはシティサイクル、いわゆるママチャリに電動アシストを付けたものだったが、今回発表された2車種はロードバイクと折り畳み自転車と、若者をターゲットにしたもの。
eneloopのブランド名を冠したロードバイク(CY-SPK227)と折り畳み自転車(CY-SPJ220)は、電動アシスト自転車では初となるAWD(オールホイールドライブ)、なんと両輪駆動なのである! これまでは後輪をモーターでアシストしていたが、この2車種は前輪をモーターで引っ張り、後輪は人力で駆動させるというシステムを採用している。価格はCY-SPK227が62万7900円、CY-SPJ220がオープン価格(予想価格10万円前後)となっている。
両輪で駆動することにより、クルマで言うところのGT-Rのように「路面を捉えて離さない」安心感、安定感が得られるのである。また、スポーツトラクションモードの搭載により、タイヤがスリップするような状況でも、ペダルを踏む力を感知するとモーターが回転を続けるので悪路での走破性が飛躍的にアップしているのも特徴だ。急な下り坂ではモーターブレーキをかけて回生充電をする「ループチャージ」も搭載されており、走行距離が最大で1.6~1.8倍まで延びる。うまく回生充電をして、ノーチャージでどこまで行けるかなど、ゲーム感覚で楽しむことだってできるぞ。
折り畳み自転車はクルマで運んで、目的地でちょっとした移動に使えるので、パークアンドライドに最適だ。坂道が多く、敷地が広大なオートキャンプやサーキットで威力を発揮しそう。
今や原付の販売台数をも上回っている電動アシスト自転車。自転車を目的としてでなく手段で使っている人にオススメだが、今回発表された2車種に乗れば、手段から目的になるかもしれない。
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