一言コメントを投稿するミニブログサイト「Twitter」の、日米英のユーザー動向について、ネットレイティングスが調査結果を発表した。これは、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年4月のデータをまとめたもの。
この資料によると、Twitterはすでに、米国・英国では著名人の情報発信やメディアの積極的な活用が進んでおり、ユーザー数も米国が約1708万人、英国が約252万人と規模が大きくなってきている。これに比べて日本は、利用者の数では及ばないものの、伸び率では順調な上昇傾向を見せているという。
1人あたりの平均利用時間は米国の17分33秒、英国の27分19秒に比べて、日本は4分57秒と短い。利用者の男女構成比は、米英ともに女性の占める割合がやや高く、一方日本は男性75%、女性25%と、男性の利用が圧倒的に多いという結果に。
今後国内のTwitter事情はどうなるのか? ネットレイティングスのシニアアナリスト 鈴木成典氏は、「米英同様に影響力のある著名人がコミュニケーションツールとしてTwitterを選択し情報発信を行なえば、利用者数の急増が予想されます。また、Twitterが広く浸透し、多くの利用者を獲得すれば、コミュニケーションツールとして活用を検討する企業も増えてくるでしょう」と、調査資料の中でコメントしている。