日立製作所は薄型テレビ「Wooo」の新製品を発表した。今回は全モデルで、
- 1. 内蔵HDDでの録画機能
- 2. アクトビラとDLNAを含むネットワーク対応
- 3. 視聴環境に応じた自動画質変更
の3要素を搭載しているのが注目ポイントである。
まず最初の録画機能。250GB HDDを内蔵するとともに、リムーバブルHDD「iVDR-S」用の専用スロット「iVポケット」を搭載する。これによりHDDの追加、内蔵HDDからiVDR-Sへの録画データのムーブが可能。
またViXS製「XCodeHD」によるトランスコードにより、ハイビジョン8倍録画に対応(従来は2倍録画まで)。内蔵HDDに最大200時間のハイビジョン録画できるようになった。このようにハイレベルな録画機能を標準装備することで、“録画テレビ”というキャッチフレーズを使用していく方針だという。
アクトビラのダウンロードサービスへの対応を含むネットワーク機能も従来は一部上位モデルのみの対応だったが、全機種に対応が広がっている。
今モデルで新たに搭載された「インテリジェント・オート高画質」は本体前面に備えたセンサーにより、室内の明るさや照明のタイプを判別し、画面の輝度やコントラストを自動調整するというもの。
また、同時にそのときの消費電力を算出してテレビ画面上に表示する機能も持っている。室内の照明の変化でどう消費電力が変わるかユーザーが意識することで家庭内の省電力を可能にする。
ラインナップは、チューナー外付け型の液晶テレビ「UT800」、通常型の液晶テレビ「XP03/WP03」、プラズマテレビ「XP03/HP03」の3種類に大きく分けられる。
UT800は32/37/42/47型の4タイプ(37型以上がフルHD)。チューナー部を外付け化することで、最薄部35mmと背面も意識したスタイリッシュなデザインが特徴。またブラックとホワイトの2色のバリエーションを持つ。
液晶の「XP03」は37型と42型、「WP03」は32型。XP03の2モデルはフルHDの解像度を持つ。こちらはiVポケットも含めて、チューナー部分を本体に内蔵する。37型と32型は新型のIPSα液晶を採用、またすべて120コマの倍速駆動タイプである。
プラズマの「XP03」は42/46/50型でフルHD。「HP03」は42型の1モデル。パネル部以外の基本機能は液晶のXP03とほぼ同一となっている。