シグマA・P・OからUSB接続のハンディトラックボール「ごろねリターンズ」が発売された。実はこの製品にはスペクタクルな裏話が満載!華麗でセクシーなスーパーヒーロー“親父超一郎”と4人の美しい“ゴロネガール”の活躍を描いた冒険活劇は、これがトラックボールの製品設定なのかと、ある意味感動する。
地球は俺が守る!
時は西暦2006年。人類は、インターネットによる高度な情報社会を迎え新たな脅威にさらされていた。この物語は、スーパーマシーン“ごろ寝”に乗り込み、悪の魔の手から地球を守るため結成された“IACA国際宇宙連絡機構”のメンバーたちが日夜奮闘する熱き愛の物語である。
シグマA・P・OのUSBトラックボール「ごろねリターンズ」。製品よりパッケージとストーリーのほうが気になってしまう | 全4色をラインナップし、その全てに異なるストーリーが存在する |
EPISODE1 ごろ寝発進!狂気の科学者毒島博士の野望を砕け!
地球征服を狙うマッドサイエンシスト、毒島(ぶすじま)博士の空中要塞が突如、東京上空に出現。戦略航空自衛隊がミサイル攻撃を仕掛けるが、毒島博士の空中要塞の前に善戦むなしく次々と撃墜されていった。事態を重く見た時の内閣総理大臣は、IACAに出動を要請!超一郎ほか、ゴロネガールは空中形態、“ゴロネジェット”に換装し一路、毒島博士の空中要塞、撃破に向かう!
左下の胸毛全開のオッサンが主人公の“親父超一郎”。隣りで寄り添うのは奥さん、ではなくゴロネガールの“しずよ”。このパッケージには、空中形態のゴロネジェットに換装した“SGM2GM 飛行型”という脳内設定のガンメタリックモデルが梱包されている |
EPISODE2 地下暗黒帝国の脅威 地底魔人 タ・カーギ現る
世界各地で火山活動が活発化しているとの報告を受けたIACAは調査の結果、地底2万メートル付近から、謎の怪電波が発せられておりマグマコアに異常が発生していることを突き止める。地下調査を命じられた超一郎ほかゴロネガールたちを待っていたのは、地下空洞内で地底魔人タ・カーギが支配する地下暗黒帝国だった。地上への総攻撃を開始する地底魔人タ・カーギと地底人。超一郎たちは彼奴等を撃破し無事、地下から脱出できるのか?マグマ渦巻く地下で繰り広げられる熱波2000度の熱き戦い!
神妙な顔つきをした主人公の隣りにいるのは、IACAフランス情報支局から派遣された爆破のプロフェッショナル、バーバラ。製品は“SGM2BK 地底探査型”という設定のブラックモデルだが、パッケージのイラストは巨大昆虫にしか見えない |
EPISODE3 進めごろ寝!失われた大陸をもとめて
数多くの船が姿を消すバミューダ海域でIACA調査隊が消息を絶った。調査員が最後に見たものは、調査船が巨大海洋生物によって押しつぶされる光景だった。調査に向かった超一郎とゴロネガール達を付け狙う謎の潜水艦!巨大海洋生物の襲撃など数々の困難を乗り越えて彼らが見たものは、大賢者ヒラータが守る失われた海底都市"ソトー・カンダー"の姿であった。海底都市のオーバーテクノロジーを狙う悪の秘密結社と2000mの深海で繰り広げられる海洋スパイアクションは必見!
主人公の隣りのアフロヘアーのゴロネガールはIACA内部監査員ベロニカ(実は敵のスパイ)。製品はホワイトモデルの“SGMWH 海底調査型”だ。ちなみにパッケージ内に主人公とゴロネガールは付属していない |
EPISODE4 さらばごろ寝!愛の戦士たち 宇宙からの怪光線 宇宙大帝ソダーンの魔の手!
地球全体に謎の怪光線が降り注ぎ、宇宙文字がIACAマザーコンピュータから繰り返し出力された。解読に成功した超一郎たちは、宇宙大帝ソダーンに滅ぼされた惑星カミーオの人々からの警告であることを突き止める。しかしその直後、軌道上の宇宙ステーション“KOSIGAYA”が連絡を絶つ。大気圏外装備でスクランブル発進したごろ寝は、一路、宇宙ステーションに向かうが、そこで見たものは無残に破壊され宇宙に漂う宇宙ステーション“KOSIGAYA”の姿だった。迫りくるソダーンの宇宙艦隊14万隻!今まさにごろ寝は敵14万隻にただ一隻で立ち向かうのだった。果たして超一郎とゴロネガールの運命や如何に!!
全身タイツのような宇宙服で怪しいポーズをとる胸毛、いや主人公。隣りのゴロネガールはNASAから宇宙交換留学生として派遣されたジェーン。敵宇宙艦隊にたった1艦で立ち向かう“SGM2SV 宇宙探査型”という設定のシルバーモデル |
製品が先か?設定が先か?
以上、製品紹介そっちのけのストーリーや、三流アニメ顔負けの設定資料などの詳細は、同社のウェブページで十分に堪能していただきたい。というわけで、地球外生命体の魔の手から地球を守るため国際宇宙連絡機構によって開発された、戦闘機にも潜水艦にもなるスーパー調査マシーン“ごろ寝”がUSB接続のハンディトラックボールとして発売された。解像度は400/800dpiの切り替え方式で、サイズは58(W)×84(D)×64(H)mm、重量は約97gとなる。さすがスーパー調査マシーンだけあって、トラックボール以外の機能として、本体背面の突起を利用した“つぼ押し”機能を搭載する。カラーはガンメタリック(第1話)/ブラック(第2話)/ホワイト(第3話)シルバー(第4話)の4色をラインナップ。価格はドスパラ本店で各話(色)3480円となっている。
大型化したマッシブなボディにホイールと光学式センサを搭載した「ごろねリターンズ」。インターフェイスはUSB | 写真中央が、左/右クリックに対応したシーソートリガースイッチ。写真上部の計3つの突起が初代ごろ寝から搭載された伝統のつぼ押しポイントだ |