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キヤノン・PIXUSの新CMキャラクターは山田 優/蒼井 優/夏帆の3人に!!

2006年09月26日 21時16分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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PIXUSシリーズのTV CMキャラクターに起用された3人
PIXUSシリーズのTV CMキャラクターに起用された3人。詳細は本文後半を参照されたい

キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は26日、東京・品川の品川インターシティホールにプレス関係者を集め、2006年冬モデルのプリンター新製品“PIXUS”シリーズ11機種の発表会を行なった。新製品の詳細は既報の通りだが、ここでは発表会での発言や、新CMキャラクターに選ばれたモデル・タレントの山田 優さん、女優の蒼井 優さんと夏帆さんの3人のトークセッションなどの模様をお届けする。



「シェア1位にはこだわらない」の発言も

村瀬治男氏
キヤノンマーケティングジャパンの代表取締役社長の村瀬治男氏

最初にキヤノンマーケティングジャパンの代表取締役社長の村瀬治男氏、専務取締役の芦澤光二氏、キヤノンの取締役の清水勝一氏らから新製品発表を通じたキヤノンのイメージング戦略について説明があった。村瀬氏が以前にも明言しているとおり、キヤノンマーケティングジャパンでは“長期経営構想2010年計画”を掲げ、2010年時点で売上高1兆1000億円、利益率5%以上という目標に向けて経営努力を進めていることを説明。そのためには1兆円突破時点でデジタルフォト事業は3000億円の売り上げを達成する必要があると言明し、デジタルフォト事業にはデジタルカメラ/カムコーダーなどの入力デバイスとプリンターや印刷関連消耗品などの出力デバイスがバランスよく成長することが重要とまとめ、今回の11機種投入の背景を説明した。

清水勝一氏 芦澤光二氏
キヤノンの取締役の清水勝一氏キヤノンマーケティングジャパンの専務取締役の芦澤光二氏

3氏の発言やQ&Aセッションで特に印象的だったのは、「シェア1位に必ずしも固執していない」と述べたこと。国内のプリンター市場はキヤノンとセイコーエプソン(株)/エプソン販売(株)の2ブランドで「両者ともシェアは46~47%になっていると思う」(芦沢氏)と、ほぼ寡占状態にある。数年前までは2社が拮抗した中で1位を競っていたが、こうした競争には必ずしもこだわらず、「ユーザーにもっとプリントする楽しみを提案する、“デジタルフォトソリューション”を示し、価値を作り出して人々に提供するのが、キヤノンの新しい役割」(村瀬氏)と意気込みを語った。

長期経営構想2010年構想の内訳
長期経営構想2010年構想の内訳

この背景には、プリンター/複合機の家庭普及率が内閣府調べで60%を超え、新規需要の開拓が難しくなってきたこと。プリンターの買い換え提案を行なっても、プリンター本体の店頭価格の値下がりが激しく、本体の売り上げだけでは利益率向上が難しい状況などがある。そこでキヤノンでは、この冬のプリンターの購入者に自作カレンダーキットをプレゼントするなど、印刷する楽しみを提案してインクや用紙などの消耗品による利益率向上を目指すというわけだ。

「ENJOY PHOTO 写真しよう!」のメッセージ
「ENJOY PHOTO 写真しよう!」のメッセージを前面に、デジタルカメラ“PowerShot”シリーズとプリンター“PIXUS”シリーズを組み合わせてソリューション提案していくという

もっとも、エプソンの家庭向けプリンターはインクジェット方式のみで、昇華型プリンターは持たない。市場そのものはインクジェットプリンターほど大きくないものの、昇華型プリンターでキヤノンの“SELPHY”(セルフィー)シリーズは「80%のシェアを持つ」という。「昇華型とインクジェットプリンターを合わせれば、家庭用プリンターでシェア50%を超えるだろう」(芦澤氏)といった余裕に裏打ちされた発言でもあったようだ。



美人3姉妹が「ENJOY PHOTO 写真しよう!」をアピール

大判プリンターによる3人のバナー 赤いワンピースを身にまとった3人が一斉に登場
大判プリンターによる3人のバナーの後ろから……赤いワンピースを身にまとった3人が一斉に登場!! 左から山田 優さん、蒼井 優さん、夏帆さん

3氏の登壇に続いて、第2部ではデジタルフォトソリューションを「ENJOY PHOTO 写真しよう!」のキャッチフレーズに載せて提案するTV CMなどのプロモーション展開が紹介された。会場にはTV CMに登場する山田 優さん、蒼井 優さん、夏帆さんの3人が一挙に登場し、撮影のエピソードなどを語った。

長女・橘さくら役の山田 優さん
長女・橘さくら役の山田 優さん。さくらが妹たちに突然、「お父さんたちの新婚旅行の場所に行ってみない?」と言い出すことからストーリーは始まる

長女・さくら役の山田さんは、「北海道の富良野で、乳搾りを初めてやった。ミルクがすごく出ておもしろかった。山賊鍋っていう、鹿肉と鶏肉、鴨肉の入った鍋がおいしかった」「PIXUSは簡単に印刷できてデザインもいいので、実際に使ってみたい。家にも置きたいですね」と撮影エピソードやプリンターへの感想を述べた。

次女・橘あやめ役の蒼井 優さん
次女・橘あやめ役の蒼井 優さん。カメラマン役を買って出て、PowerShotで北海道の大自然や両親の思い出の地を3姉妹とともに写し出していく

カメラやイラストに一番センスがあるという次女・あやめ役の蒼井さんは、「生のトウモロコシを初めて食べた。おいしかった。朝一で採れた野菜をその日の内に食べるので、東京では食べれない、貴重な体験ができました」と振り返る。役柄もマイペースな次女だそうだが、本人もマイペースぶりを発揮して、夏帆さんが撮影した奈良公園の鹿の写真が出てくると突然のはしゃぎ出して、「私も修学旅行で奈良に行ったんですが、そのときに鹿に追いかけられたことを思い出しちゃいました」と会場を笑わせた。

三女・橘かえで役の夏帆さん 夏帆さんが撮影してきた作品
三女・橘かえで役の夏帆さん。機械音痴な長女やマイペースの次女の間を取りなしながら、しっかりものの末っ子をきっちり演じていた夏帆さんが撮影してきた作品。左は奈良の名所・法隆寺五重塔。ちなみに、山田 優さんは、引退宣言前日に2ショットで撮ったというF1レーザーのミハエル・シューマッハさんとの写真を披露した

しっかりものの末っ子・かえでを演じた夏帆さんは、「広い花畑が奇麗でよかった」(蒼井さんの鹿に追いかけられたエピソードを受けて)「私も怖くて近づけなかったので、遠くからズームで撮りました」「PowerShotを持っていれば、いろんなところで楽しめる。家ではPIXUSでプリントできるし、アルバムにも残せていいですね」としっかりまとめた。

メイキングシーンを見ながら肩寄せ合う3人
メイキングシーンを見ながら肩寄せ合う3人。本物の姉妹のように、時に手をたたき合ったりして笑っていたのが印象的だった

3人のファッションはともに赤いワンピースだったが、それぞれ微妙にアクセントが異なる。山田さんは胸元やウェストを絞った大人っぽい雰囲気で、足下はペディキュアを見せるようにサンダルを合わせ、蒼井さんはスカートの裾を絞って柔らかいドレープを作り、ワインレッドのヒールを合わせている。CMでは高校一年生役だが、実際にはまだ中学3年生の夏帆さんは、プリーツが細かくふわりと裾が広がったスカートで、首元には真っ赤な花をあしらったチョーカー、足下も赤いリボンが添えられるなど、可愛らしくまとめていた。3人の登場するTV CMは今月28日から第1弾“思い出の地”(現在海外に赴任中の両親の新婚旅行先という北海道・富良野を3人で旅する)が、10月5日からは第2弾“ピクサスがやってきた”がOAされる。

終始笑いの絶えないフォトセッション
ENJOY PHOTOのマスコット(クッション)を手にフォトセッションへ臨む3人。終始笑いの絶えないフォトセッションだった
タレント所属事務所の意向により、山田 優さん、蒼井 優さん、夏帆さんの写真は10月26日までの掲載となります。 (2006/09/26)

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