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キヤノン、スクロールホイールで簡単操作になった新型“PIXUS”を発表

2006年09月26日 13時04分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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2006年冬モデルの複合機&プリンター全11製品が一斉に登場

キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は26日、同社の家庭向けインクジェットプリンター&複合機ブランド“PIXUS(ピクサス)”シリーズ新製品として、複合機“PIXUS MP”シリーズ5製品、単機能プリンター“PIXUS iP”シリーズ4製品、L判用紙やはがき印刷に特化した小型プリンター“PIXUS mini”シリーズ2製品の合計11製品を10月5日に発売すると発表した。

キヤノン(株)より発売日が10月5日と発表されましたので、掲載当初の10月上旬から修正・変更しました。 (2006/09/26)
『PIXUS mini260』
従来L判やはがき印刷は昇華型の“SELPHY”(セルフィー)が同社の位置づけだったが、新たにインクジェットの小型モデル2製品をPIXUSシリーズに追加した。写真は上位機種の『PIXUS mini260』

価格はすべてオープンプライス。各機種の主な特徴と編集部による予想実売価格は以下のとおり。なお、今年2月に発表されたファクス機能付きの複合機『MP830』と昨年9月発表の7色インク使用の単機能プリンター最上位モデル『iP7500』は併売される(今回の新製品にはファクス機能付き複合機や7色インク使用の単機能機は存在しない)。

複合機PIXUS MPシリーズ

この冬のフラッグシップモデル『PIXUS MP960』 『PIXUS MP810』
複合機だけでなく単機能機を含めたこの冬のフラッグシップモデル『PIXUS MP960』。唯一の7色インク採用モデルだインク滴の異なる3タイプのノズルを搭載して高速化を図った『PIXUS MP810』
PIXUS MP960
ダイレクトプリント&スキャン&コピー対応複合機の最上位モデル/フォトシアン&フォトマゼンタと染料黒&顔料黒を含む7色機(全512ノズル)、最高9600dpi&最小1plインク滴/自動両面印刷ユニット搭載/4800dpi CCDスキャナー搭載&ネガポジフィルムスキャン対応(12コマ)/CD&DVDレーベルのコピー&印刷対応/3.5インチTFT液晶パネル&スクロールホイール“Easy-Scroll Wheel”搭載
幅471×奥行き428×高さ226mm/約12.0kg
実売4万5000円前後
PIXUS MP810
複合機の上位モデル/染料黒&顔料黒を含む高速5色機(CMのみ1536ノズル、ほか512ノズル)、最高9600dpi&最小1plインク滴/自動両面印刷ユニット搭載/4800dpi CCDスキャナー搭載&ネガポジフィルムスキャン対応(6コマ)/CD&DVDレーベルのコピー&印刷対応/3.0インチTFT液晶パネル&スクロールホイール搭載
幅470×奥行き416×高さ226mm/約12.0kg
実売3万6000円前後
PIXUS MP600
複合機の普及モデル/染料黒&顔料黒を含む高速5色機(CMのみ1024ノズル、ほか512ノズル)、最高9600dpi&最小1plインク滴/自動両面印刷ユニット搭載/2400dpi CISスキャナー搭載/CD&DVDレーベルのコピー&印刷対応/2.5インチTFT液晶パネル&スクロールホイール搭載
幅450×奥行き389×高さ194mm/約10.1kg
実売2万8000円前後
PIXUS MP510
複合機の普及モデル/顔料黒を含む4色機(CM512ノズル、Y256ノズル、顔料黒320ノズル)、最高4800dpi&最小2plインク滴/1200dpi CISスキャナー搭載/1.9インチ液晶パネル搭載
幅444×奥行き365×高さ171mm/約7.0kg
実売2万3000円前後
PIXUS MP460
複合機の低価格モデル/顔料黒を含む4色機(CMY384ノズル、顔料黒320ノズル)、最高4800dpi&最小2plインク滴/1200dpi CISスキャナー搭載/1.9インチ液晶パネル搭載
幅443×奥行き417×高さ185mm/約7.1kg
実売1万6000円前後
普及型複合機『PIXUS MP510』 低価格複合機『PIXUS MP460』
4色インクの普及型複合機『PIXUS MP510』実売2万円を大きく切る低価格複合機『PIXUS MP460』


単機能プリンターPIXUS iPシリーズ

単機能機の上位モデル『PIXUS iP6700D』 高速機『PIXUS iP4300』
6色インクを採用する単機能機の上位モデル『PIXUS iP6700D』シアンとマゼンタを2倍のノズル数にした高速機『PIXUS iP4300』
PIXUS iP6700D
単機能機の上位モデル/フォトシアン&フォトマゼンタと染料黒を含む6色機(全512ノズル)、最高9600dpi&最小1plインク滴/自動両面印刷ユニット搭載/CD&DVDレーベル印刷対応/3.5インチ液晶パネル
幅429×奥行き304×高さ183mm/約7.5kg
実売3万円前後
PIXUS iP4300
単機能機の普及モデル/染料黒&顔料黒を含む高速5色機(CMのみ1024ノズル、ほか512ノズル)、最高9600dpi&最小1plインク滴/自動両面印刷ユニット搭載/CD&DVDレーベル印刷対応
幅445×奥行き309×高さ160mm/約6.5kg
実売1万8000円前後
PIXUS iP3300
単機能機の低価格モデル/顔料黒を含む4色機(CMのみ512ノズル、Y256ノズル、黒320ノズル)、最高4800dpi&最小2plインク滴
幅437×奥行き300×高さ147mm/約4.6kg
実売1万3000円前後
PIXUS iP1700
単機能機の低価格モデル/顔料黒を含む4色機(CMY384ノズル、黒320ノズル)、最高4800dpi&最小2plインク滴
幅435×奥行き253×高さ165mm/約3.0kg
実売1万円前後
低価格単機能機『PIXUS iP3300』 1万円の低価格プリンター『PIXUS iP1700』
4色インク採用の低価格単機能機『PIXUS iP3300』実売1万円の低価格プリンター『PIXUS iP1700』


小型インクジェットプリンターPIXUS miniシリーズ

『PIXUS mini220』
コンパクトインクジェットの普及モデル『PIXUS mini220』
PIXUS mini260
L判用紙&はがき印刷向け小型機の上位モデル/染料黒を含む4色機(CM512ノズル、ほか256ノズル)、最高9600dpi&最小1plインク滴/2.5インチTFT液晶パネル&スクロールホイール搭載
幅226×奥行き225×高さ82mm/約2.2kg
2万円前後
PIXUS mini220
小型機の普及モデル/3色機(全256ノズル)、最高4800dpi&最小2plインク滴/2.5インチTFT液晶パネル搭載
幅220×奥行き222×高さ99mm/約2.0kg
実売1万6000円前後

今シーズンのプリンター/複合機の新製品は、最高解像度9600dpi、最小1plの極小インク滴など、スペック面では昨年冬モデルと同等だが、リング状のインターフェース“スクロールホイール”を装備し、各機能を示すアイコンがリングの回転に合わせてぐるりと輪を描いて移動する新しいユーザーインターフェースを採用したのが特徴(一部機種を除く)。また、フォト画質での印刷やふちなし印刷時の速度向上を図ったほか、複合機では印刷時(記憶色強調)とコピー時(原稿に忠実な色)で色再現性を切り替えるなど、細部に改良が加えられている。

『PIXUS MP600』
この冬モデルで最も売れ筋という『PIXUS MP600』。デザイン的にも一番“プリントボックス”スタイルを継承している

複合機は外観が一新され、一昨年の“プリントボックス”を標榜したスリムな単機能機に近いコンパクトデザインに生まれ変わった。これは同社のアンケート調査などにより8割以上のユーザーが買い替え需要になっており、その際の選択基準として高画質・高機能はもちろん、省スペース性も重視していることから、昨年の主軸モデルであった『PIXUS MP500』をブラッシュアップする形でプリントボックススタイルの製品を幅広く投入している。

PIXUS mini260のデザイン
PIXUS mini260を閉じたところ。デザイナーによると、「押しつぶしたボールの四辺を切り落としたような、ラウンドとソリッドの融合したデザイン」だそうだ

スクロールホイールによるインターフェースは、メニュー全体が見渡しやすく、万一間違った操作を進めても“ホームボタン”を用意しているため、最初のメニューにいち早く戻れる。画面上で印刷/スキャン/コピーなどの各機能のヘルプを確認できるので、初めて使う人でも特にマニュアルを熟読せずに使えるよう配慮されている。

PIXUS mini260のスクロールホイール
PIXUS mini260のスクロールホイール。十字ボタンの内側に突起をつけたホイールと、ホームボタン、戻るボタンが見える

印刷速度の向上は、カラーインクのノズル数を512(従来は256)に倍増し、CとMのインクには2plの第3のノズル(従来は1plと5pl)を増設することで印刷ヘッドが往復するパス数を減らしながら高画質と高速印刷を実現したという(一部機種を除く)。

さらに、ふちなし印刷時は、従来紙の下部末端に近づくと印刷速度が遅くなっていた。これを紙送り精度を向上する技術“ダブルエンコーダー”の開発によって、後端まで紙送りをほとんど遅くせずに印刷が続けられ、従来の約1.7倍(L判ふちなし印刷で同社がテストした結果)という高速印刷を実現している。

インターフェースは全機種共通でUSB 2.0(Hi-Speed対応、iP1700とmini220のみUSB 1.1相当)。単機能機のiP4300/3300/1700以外は、CF Type II(マイクロドライブ対応)/スマートメディア/メモリースティック(PRO)/SDメモリーカード/MMC、およびアダプター経由でxDピクチャーカード/メモリースティックDuo(PRO Duo)/miniSDカードに対応するメモリーカードスロットを搭載。パソコンなしで撮影結果のプレビューや印刷、インデックス印刷などが行なえる。加えてスキャン機能を備えるPIXUS MPシリーズでは印刷したい画像や枚数をインデックス印刷の結果にマークして指定する“フォトナビシート”に対応。MP960/810/600は、年賀状のレイアウトや手書き文字の入力が行なえる“手書きナビ”もサポートする。

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