24インチiMac-2.16GHz(2006年9月発表)
1920×1200ドットは快適そのもの! 写真で見る24インチiMacの液晶サイズ
2006年09月25日 23時35分更新
新しいiMacシリーズの注目株といえば、新サイズとなる24インチモデルだろう。アップル製品の中では30インチの『Cinema HD Display』に次いで大きいディスプレーサイズで、解像度が1920×1200ドットと広いため、一般ユーザーだけでなく、プロユーザーでも興味を示す人がいるはずだ。
以前、米アップルコンピュータ社の担当者を取材した際、ワールドワイド Macハードウェアプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントのデビッド・ムーディー(David Moody)氏は、24インチはプロ向けと発言したうえで、「スクリーンが広ければ、それだけたくさんのウィンドウを開けるし、作業効率も上がる」とコメントしていた。
実機を目の前に使ってみると、やはりその表示領域の広さは快適そのもの。ワイド画面なので、例えば『Adobe Photoshop CS2』ソフトでは、脇にツールとパレットを開き、ルーラーを表示させた状態でも、画像の横幅を1580ドットほど確保できる。
24インチiMacの画面で『Adobe Photoshop CS2』にて画像を開いたところ(リンク先実寸表示)。1580ドットをセンチに直すと、350dpiで約11.5cmだ |
ウェブブラウズでもその効果はてきめん。20/17インチではウェブページの画面を横に2枚並べるとはみ出してしまうが、24インチでは余裕を持って表示できる。調べものをしながらBlogを書くといった場合には、ウェブブラウザーのウィンドウを動かす操作が減るはずだ。
30インチ『Cinema HD Display』(左)と24インチiMac(右) |
20インチiMac | 17インチiMac |
本体の高さは30インチCinemaとほぼ同じ
実はあまり気づいていない人も多いが、先ほどの画像を見てもわかるように、24インチiMacは30インチCinema HD Displayの見た目の高さはほぼ同じで、実寸でも2cmしか違わない。
スペックを見てみると、24インチiMacが幅57.4×奥行き20.7×高さ52.3cmなのに対して、30インチCinema HD Displayは幅68.8×奥行き21.5×54.3cmとなっている。ちなみに重量は24インチiMacが11.2kg、30インチCinema HD Displayが12.47kgだ。
液晶ディスプレーのサイズが対角6インチも異なるのに、高さがあまり変わらないという理由は、iMacの液晶ディスプレー下にある、スピーカーやメモリースロットが収めている“アゴ”の部分が長いから。一般的な単体ディスプレーに比べて、24インチiMacは若干、高い位置に液晶ディスプレーがあるように感じられる。
iMac側では高さを調節できないため、ユーザーの身長によっては、首に負担がかかる角度で液晶ディスプレーを見ることになるかもしれない。Macを長時間さわることが多く、肩が凝りやすい人などは机や椅子の高さを調節するといった工夫が必要になるだろう。
机から液晶ディスプレーの下までの長さを測ってみると、24インチiMacが約17cmなのに対して、30インチCinema HD Displayでは約11.5cmと5.5cm短い |
ちなみに机から液晶ディスプレーまでの約17cmという距離は、17/20/24インチiMacとも共通だ |