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24インチiMac-2.16GHz(2006年9月発表)

作業効率と快適さがアップ! iMacで魅惑のデュアルディスプレーを体験

2006年09月26日 23時45分更新

文● 編集部 広田稔

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iMac導入の際、選択肢のひとつとしてデュアルディスプレーを考えてみてはいかがだろう? ディスプレー一体型パソコンのため、単体で使う印象の強いiMacだが、本体背面にはミニDVI出力端子を備えており、別売のディスプレーアダプターを利用することで、2つ目のデスクトップを追加できる。

24インチiMacにサブディスプレーを追加 使用例
24インチiMacに(株)ナナオの『FlexScan L567』をサブディスプレーとして追加したところ
アダプター 接続方法
アダプターには、写真のDVI出力を備えた『Apple Mini DVI-DVI アダプタ』のほか、VGA出力の『Apple Mini DVI-VGA アダプタ』もある。価格はともに2520円右端にあるミニDVI出力端子にアダプターをつなぎ、さらにディスプレーケーブルを接続する

2台目のディスプレーを利用するメリットは、何と言っても広い作業領域を得られるという点にある。複数のソフトを起動すると、どうしても画面が煩雑になりがちだ。そんなときは、サブ側のデスクトップにメールソフトやiTunesといった常時表示させておきたいウィンドウを逃すことで、メイン側の見た目をすっきりできる。2枚のデスクトップを使い分けられることを一度体験すると、シングルディスプレーで物足りなくなることうけあいだ。

しかもディスプレー一体型のiMacだから、邪魔になるデスクトップ筐体は不要。あたかもディスプレー2枚だけで使っているように、机の周りもすっきり片付けられる。

メインディスプレー サブディスプレー
2枚のディスプレーを使い分ける一例。メイン側にウィンドウをよく開閉するSafari/Pages/プレビューを、サブ側に常時開いておきたいMail/iTunes/iCalを置いている

高品位な単体ディスプレーをメインに回す

iMacをサブディスプレーとして使う方法も考えられる。内蔵液晶ディスプレーの品質が20/24インチに劣る17インチiMacで画像を扱う場合、サードパーティー製の高品位な外部ディスプレーを用意して、そちらをメインに使えばより正確なレタッチを行なえるだろう(もちろんキャリブレーションは必要だが)。

しかもサブディスプレーがあれば、メイン側で煩雑になりがちな画像編集ソフトやイラストソフトのパレット類のうち、あまり使わないものをサブ側に置いておくという使い方も可能になる。

液晶ディスプレーの高さを変えられないiMacの弱点も克服できる。例えば、ナナオの一部の液晶ディスプレーで採用されている“ArcSwing 2”のように、設置角度をある程度調節できる製品をメインに選べば、長時間パソコンで作業する際の負担も軽減できるかもしれない。

ちなみにiMacが外部ディスプレーに出力できる最大解像度は、DVIの場合で1920×1200ドット、VGAの場合で2045×1536ドットとなっている。アップル純正の“Cinema Display”シリーズでは、20/23インチのものは仕様の範囲内だが、30インチモデルは非対応なので注意したい。



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