(株)ジャングルは22日、HDD内のデータをOSごと消去できるソフト『完全ハードディスク抹消Smart』を7月6日に発売すると発表した。価格は6090円。法人/官公庁/自治体/教育機関向けのライセンス販売も行ない、 法人向けの“100ライセンスパック”が5万2500円、“無制限ライセンスパック”は41万7900円。同社では9月末日まで発売記念キャンペーン価格として、無制限ライセンスパックを20万7900円で販売する。
『完全ハードディスク抹消Smart』 |
『完全ハードディスク抹消Smart』は、現行のHDDデータ消去ソフト『完全ハードディスク抹消2006』と異なり、独自アーキテクチャーの“MBR(Master Boot Record)マネージャー”を利用してWindowsから起動し、HDDのデータをOSを含め完全に消去できるのが特徴(Windows XP/2000のみ)。消去方式を15種類から6種類に絞ることで、処理速度の向上や低価格化も図ったという。
消去方式は、米国国防総省準拠方式(DoD5220.22-M)や、北大西洋条約機構(NATO)標準方式、グートマン(Peter Gutmann)推奨方式などを選択できる。高速なゼロライト方式では1GBを約21秒で消去できるという(Sempron 2200+、メモリー640MB、WDC WD800JB:80GBの同社測定値)。抹消したドライブはMBRにレポートが保存されるため、パソコンの電源を入れればレポートの内容を確認できる。
対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE。対応機種はPC/AT互換機。対象HDDはシステムBIOSが認識できる4台まで。