マイクロソフト(株)は16日、中小規模事業所向け統合ソリューション『Windows Small Business Server 2003』の最新版となる『Windows Small Business Server 2003 R2 日本語版』の開発が同日付けで完了したと発表した。6月後半から順次、MSDNサブスクリプション会員向けに評価版のダウンロード提供や、TechNet Plusサブスクリプション会員向けに評価版の送付を行なう。
Windows Small Business Server 2003 R2では、Windows Server Update Services(WSUS)の機能が統合され、更新プログラムの配布/管理が一元的に行なえるようになり(Green Check機能)、更新プログラムの適用状況をレポートで確認することも可能。メールボックスの容量制限も16GBから75GBに拡張されている。そのほか、同一ネットワーク内に置かれているExchange Server 2003、 SQL Server 2005 Workgroup Edition、Windows Serverなどにアクセスする場合のクライアント アクセス ライセンス(CAL)の追加購入も不要になった。
同社では、3月1日から8月31日の期間内にOEMメーカーやシステムビルダーから『Windows Small Business Server 2003 SP1』(Standard Edition、Premium Edition)を購入したユーザー向けには、“Windows Small Business Server 2003 R2 テクノロジ アップグレードプログラム”を提供する。申し込みサイトで登録すれば、無償で『Windows Small Business Server 2003 R2 Upgrade Media Kit』が提供される。なお、期間終了後は有償での提供となる。
