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マイタック、GPSアンテナを内蔵したPocket PC『Mio P350』など2製品を発表

2006年05月26日 16時27分更新

文● 編集部 小林久

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(株)マイタックジャパンは26日、GPS機能を搭載したPDA“Mio”シリーズの新製品を発表した。Windows Mobile 5.0 for Pocket PCを搭載した『Mio P350』と、Windows CE .NET 4.2をベースに専用のアプリケーションを作り込んだ『Mio C310』の2機種。価格はオープンプライス。6月中旬から順次出荷する。

市場想定価格は、Mio P350が4万9800円。Mio C310は付属品が異なる2タイプがあり、標準的タイプの“S type”が3万9800円。車載向けオプションや自転車用オプションが付属する“F type”が4万4800円。

Mio P350 Mio C310
GPS機能搭載Pocket PCの『Mio P350』Windows CEベースのGPS専用機『Mio C310』

PDAタイプの『Mio P350』

Mio P350は、同社が昨年発売した『Mio P168RS』の後継機種で、折りたたみ式だったGPSアンテナが、本体に内蔵された。仕様に関しても、CPUを米インテル社のXScale PXA255-300MHzから韓国サムスン電子社のSumsung 2440-400MHzにするなど、細かな変更が加えられている。また、内蔵フラッシュメモリーの容量が32MBから1GBに増え、地図データがプレインストールされるようになったこと、USBコネクターが独自仕様から汎用のミニコネクターになった点なども大きな変更点である。

ソフトウェアに関しては、(株)ゼンリンの全国地図情報をベースとしたナビゲーションソフト『MioMap』をバージョン2.0Jにアップ。(株)昭文社の“マップル”をベースにした電子地図ソフトも最新版の『Pocket Mapple D Ver.7 for Mio』(以下PMD7 for Mio)となった。

MioMap Ver.2MioMap Ver.2

MioMap Ver.2.0Jでは、地図データを2005年3月31日の市町村合併を反映したものに変えた。また、縦横表示への切り替え機能を追加したほか、より見やすい配色の採用、GPS受信時に“現在地ボタン”が表示され、現在地の補正が簡単に行なえるようにするといった改良も加えている。

MioMap Ver.2
PocketMappleD 7

PMD7 for Mioは、地図データこそPMD6と同じものだが、目的地方向線表示、目的地への直線距離表示、MioMapとの同時利用、縦横表示への対応など、ビューアー機能が向上している。

本体サイズは幅72×奥行き17.8×高さ115.6mmで、重量は約170g。電源は内蔵リチウムイオン充電池(容量1200mAh)で、約4時間の使用が可能(GPS使用時)、3.5インチの半透過型TFT液晶ディスプレー(解像度240×320ドット)、SDメモリーカードスロットなどを搭載する。発売は6月中旬。

より低価格に利用できる『Mio C310』

一方、Mio C310は、GPSナビ、MP3再生、JPEG画像の表示という3点に機能を絞り込んで、より簡便な操作系とした製品。基本的な仕様はMio P350に準ずるが、アプリケーションの追加が行なえないほか、地図ソフトも『MioMap Ver.2.0J』のみで、PMD 7は付属しない。フラッシュメモリーの容量は1GB。なお、ヘッドホンジャックはMio P350が2.5mmジャックであるのに対し、Mio C310は一般的な3.5mmジャックとなる。

Mio C310の画面 Mio C310の画面
Mio C310はGPS、MP3、JPEG画像ビューアの3点に機能を絞っている。写真右はMP3プレーヤーの画面

本体サイズは幅70×奥行き20×高さ107.5mmで、重量は約200g。発売は6月下旬。

付属品
Mio P350の付属品。C310のS typeには写真左下のケース、F typeには写真上の自動車用マウントや写真右のシガーソケットが付属する。なお、自動車マウントの上部にある白いパーツはP350用で、C310は別形状となる
訂正とお詫び:記事掲載時、写真の説明に誤解を招く表現があったため、訂正しました。(5月30日)

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