(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは5日、CRMで音声の可視化を行なうサービス“音声コンタクト 安全・安心・活用サービス”の提供を10日に開始すると発表した。
“音声コンタクト 安全・安心・活用サービス”は、同社が2005年2月に発表した“統合CRM構築サービス”の電話対応を強化するもので、オニックス・ソフトウェア(株)のCRM製品『Onyx Enterprise CRM』を核とした“統合CRMフレームワーク”と、コールセンターの応対録音を行なう(株)アニモのソフト『VoiceTracking』を連携させ、顧客の“生の声”を音声データとして蓄積し、音声が持った感情を可視化した情報として共有することで、ニーズに応じた抽出や分析を可能とするのが特徴。音声の波形グラフ表示などにより、応対し担当者に“気づき”を与えて本人学習に役立つほか、経営層や企画部門が“生の声”を聴くことで、正確にニュアンスまでを体感でき、製品やサービスの改善に役立てられるとしている。
同社では導入コンサルタントから構築、運営支援までを提供する。価格は100万円からで、ソフトの費用は別途必要となる。同社では今後3年間で2億円の売上を見込んでいるという。