松下電器産業(株)は5日、ブルーレイディスク(BD:Blu-ray Disc)事業の拡大のため、単層/2層BD、DVDスーパーマルチ、CDに対応した世界初というパソコン向けの光ディスクドライブを2006年の春に発売すると発表した。ノートパソコン向けとデスクトップパソコン向けの2タイプをラインアップする。
“CEATEC JAPAN 2005”で展示されていた光ディスクドライブのプロトタイプ |
デスクトップパソコン向け光ディスクドライブは、本体サイズが厚さ41.3mm(ハーフハイト)で、単層(25GB)と2層(50GB)のBD、DVD、CDの3世代のディスクに対して記録/再生を行なえるのが特徴。記録型BDメディアへの2倍速記録/再生にも対応している。10月にサンプル出荷し、2006年1月に量産を開始する。
ノートパソコン向けの薄型BDドライブは、新開発の独自の積層ガラスプリズムを採用し、光ピックアップを体積比12分の1(同社比)に小型薄型化したことにより、本体の厚さを12.7mmにしたのが特徴。年内にサンプル出荷し、2006年3月に量産を開始する予定。
併せて、傷や埃に強い新開発の表面処理技術“プロハードコートII”
採用し、高耐久/高信頼性を持たせたカートリッジのない25GB/50GBのブルーレイ記録型メディアも提供するとしている。内訳は、単層25GBと片面2層50GBの2倍速書換型BDメディア(BD-RE)、単層25GBと片面2層50GBの2倍速追記型BDメディア(BD-R)の計4種で、2006年春から順次量産を開始する計画としている。