四本足で立つ姿は携帯の常識を覆す
V501Tのデザインコンセプトは、“Friendry ~もっと身近に、もっと楽しく~”で、携帯電話とユーザーの新しい“関係性”を提案する機種なのだという。使用者に携帯電話をより身近に感じてもらうため、着ぐるみカバーは前出のブルなど個性を演出するラインナップにしたほか、シリコン素材によって「思わず触れたくなる」(浦元氏)ような“優しい”手触りにした。また、数字キーを押しやすくするために本体表面に対して約0.7mmの出っ張りを持たせたり、液晶パネルが振動して音を鳴らす“ディスプレイスピーカー”機能を備えたり、本体フォルムをなめらかにしたりして、使いやすさに配慮したという。
着ぐるみカバーが未装着では、非常にシンプルな二つ折りのデザイン | シルバーとホワイトの数字キーは、段ごとにグラデーションとなっている | |
左からシルバー、ホワイト、ブルー |
着ぐるみカバーをかぶせた状態 |
着ぐるみカバーは、二つ折り形状の本体に合わせて液晶画面側/数字キー側の2ピース構成になっており、背面から側面、正面の縁の部分にかけてを包み込むようにして装着する。側面の押しボタンは、着ぐるみカバーの上から操作することが可能。ただし、ACアダプターを付けたり、miniSDカードを差し替えたりする場合には、一度カバーを外す必要がある。着ぐるみカバーは端末ごとに1つずつ付属するほか、オプション製品として9種類を本体と同時に発売する。価格は997円の予定だ。
シリコンの柔らかいカバーを、端末を包み込むように装着する |
着ぐるみカバーは、ブルーには『ポリゴン』(下段左)、シルバーには『タイル』(同中)、ホワイトには『ソーダ』(同右)が付属する。またオプション製品として、9種類(上段/中段)を本体と同時に発売する |
ひときわ目をひくブル。四本足で立つ姿は携帯の常識を覆す | 後ろから見るとお尻のラインがかわいい | |
手のひらで立ってしまうため、握って使うのは難しいようだ | 端末がひっくり返っても、“角”がクッションになる |
メインディスプレーはQVGA(240×320ドット)の表示に対応した2.4インチスーパーファインポリシリコンTFT液晶パネルを、カメラは131万画素のCMOSセンサーを搭載する。インターネット接続サービス“ボーダフォンライブ!”で配布されるJavaアプリケーション“Vアプリ(256KアプリVer.2)”や、“着うた”の再生にも対応する。
大きい文字と、携帯電話の初心者向けにメニュー構成などが簡略化されたメニューの“シンプルモード3”をサポート | ボタンは、表面に対して約0.7mmの出っ張りがあり、押しやすいデザインとなっている |
ディスプレースピーカーのように、液晶パネルが振動して音を鳴らす装置を搭載する機種はボーダフォンでは初めて。通話時に、相手の声が聞き取りにくいと思った場合には、“はっきりボタン”(ソフトウェアキー)を押すことで、受話口だけでなくディスプレースピーカーからも音を鳴らすことが可能。またVアプリのBGM/効果音や音楽コンテンツの再生は、ディスプレースピーカーから行なう。
- ディスプレー
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メイン:約2.4インチスーパーファインポリシリコンTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
最大表示文字数306字(18文字×17行)
サブ:約1.1インチTFCC(Trim Fine Crystal Color)液晶ディスプレー(112×112ドット、6万5536色表示) - カメラ
- 有効131万画素CMOSセンサー(静止画時最大8倍/動画時最大10倍デジタルズーム搭載)
- 外部メモリー
- miniSDカード(別売)
- 連続通話時間
- 約120分(静止時)
- 連続待受時間
- 約380時間(静止時)
- 本体サイズ/重さ
- 幅51×奥行き26×高さ102mm/約125g
- 本体カラー(×着ぐるみカバー)
- ブルー×ポリゴン、ホワイト×ソーダ、シルバー×タイル
- 発売時期
- 7月上旬以降
- 価格
- オープンプライス(編集部予想実売価格は1万円弱)
- 着ぐるみカバー(別売)
- ブル、タイヤ、チーズ、吸盤、芝、グミ、波、マーメイド、恐竜の卵