写真1 シンプル、拡張性をキーワードに、中・上級者層をターゲットに登場した「ValueOne」シリーズ。受けられるユーザーサポートは、VALUESTARユーザーと変わらない。 |
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VALUESTARのブランドでデスクトップシリーズを販売しているNECが、新たなブランドを立ち上げた。VALUESTARは全機種にTV録画機能を搭載し、スタンダードモデルのVALUESTAR Lシリーズもパフォーマンス・AV機能重視の仕様になってきている。そこで、VALUESTARはデザイン性やTV録画機能などに重きを置くユーザー向けと明確にし、逆にベーシックな仕様で十分、または購入後に自分で増設や拡張する余地のあるPCを望む層をターゲットに打ち出したのが「ValueOne」シリーズである。それぞれのシリーズの違いをはっきりさせるために、ブランド名が分けられた。
写真2 上位の「MT400/1A」には、フロントに、SD、メモリースティック、xDピクチャー、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、マルチメディアカード、マイクロドライブ対応のメディアカードスロットが搭載される。 |
国内市場でスタンダードPCといえば省スペースデスクトップが主流となっているが、ValueOneはマイクロタワーを採用。「シンプル」をコンセプトとするだけに、筐体も飾り気のない黒とシルバーのツートンカラーで、フロントアクセスになっているのもUSB 2.0が1ポートのみ(背面に4ポートを配置)。なお、今回発表となったValueOne MTシリーズ2機種のうち、上位の「MT400/1A」には、7種類のメディアカードに対応したカードスロットがフロントに組み込まれる。
写真3 USB 2.0ポートは前面×1、背面×4。10/100BASE-TX LANを標準装備。 |
拡張性はというと、5インチベイと3.5インチベイが各2基あり、それぞれ1基ずつ空きとなっている。拡張スロットはPCI×3で空きは2基。拡張性を謳うのにAGPスロットがないというのは、ためらうところだ。
MT400/1Aと下位の「MT200/1A」は、どちらもCPUはCeleron D 335(2.8GHz)で、両者の違いは、HDD容量、メディアカードスロットの有無、光学ドライブとなる。
なお、ValueOneは、NECのWeb販売サイト「NEC Direct」でも販売される(ValueOne GタイプMT)。こちらはセレクションメニューが用意されており、CPUはPentium 4-2.8A GHzも選択が可能。CPUをPentium 4にした場合は、メモリは最大2GBまで実装できる。HDDのオプションは40/80/160/200GHzをそろえ、液晶モニタとのセット購入も可能だ(店頭販売モデルは基本的には本体のみ)。
店頭での実売価格は、MT400/1Aが7万5000円前後、MT200/1Aが6万5000円前後となりそうだ。
写真4 ケースはスクリューレスで開閉が可能。5インチべイ、3.5インチベイがそれぞれ1つずつ空きとなっている。 |
ValueOne MTシリーズの主なスペック | ||
製品名 | MT400/1A | MT200/1A |
---|---|---|
CPU | Celeron D 335(2.8GHz) | |
チップセット | Intel 845GV | |
メモリ(最大) | 256MB(2GB) | |
ビデオ | チップセット内蔵 | |
HDD | 200GB | 160GB |
光ドライブ | DVDスーパーマルチ (DVD+R DL対応) |
CD-RW/DVDコンボ |
カードスロット | 7メディア対応スロット | ―― |
通信 | 10/100BASE-TX、56kbpsモデム | |
I/O | USB 2.0×5、パラレル×1、シリアル×1、外部ディスプレイ出力端子、PS/2×2 | |
拡張スロット(空き) | PCI×3(2) | |
ベイ(空き) | 5インチ×2(1)、内蔵3.5インチ×2(1) | |
サイズ(W×D×H) | 180×398×386mm | |
重量 | 約14kg | 約13kg |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |