(有)クラムワークスは10日、フラッシュメモリーから起動するIDE互換のLinuxモジュール『Smart NC/n2』を同日付けで発売すると発表した。価格は1万5960円。
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| 『Smart NC/n2』 |
『Smart NC/n2』は、ディスクレスでLinuxを起動し、ウェブブラウザーなどを利用できるIDEコネクター用フラッシュメモリーカートリッジ“Magic NC”シリーズの新製品で、2.5インチHDDユニットと置き換えられるのが特徴。ノートパソコンでの利用を想定しており、10/100/1000BASE-TやIEEE 802.11b無線LANのほか、PHSデータ通信“AIR-EDGE”にも対応している。Linuxカーネルには2.4.20を採用し、アプリケーションとして、ウェブブラウザー『SkipStone』、メールソフト『Sylpheed』、Windowsリモートデスクトップクライアント『rdesktop』、PDFビューワー『Xpdf』、ローマ字かな漢字変換入力『Canna』や各種ツールが搭載されている。さらに、米サン・マイクロシステムズ社のJava 2 Runtime Environment 1.3.1/1.4.2や、米シトリックス・システムズ社のCitrix MetaFrameクライアント(ICAクライアント)、RealPlayer 8、RealVideo 9 Codec、Macromedia Flash Playerなどをダウンロードすれば、Java端末やシンクライアントとして利用できる。
フラッシュメモリーは64MBを内蔵しており、空き領域は約33MB。本体サイズ(ピン数)は幅70×奥行き100×高さ8.5mm(44ピン/オス)。電源は5Vで、消費電流は最大65mA(待機時7mA)。耐衝撃性は1000G、耐振動性は15G(動作時/非動作時共)。対応機種はPentium-100MHz以上のCPUと64MB以上(ICAクライアントでは72MB以上、Java Runtime 1.4.2では192MB以上)のメモリーを搭載したPC/AT互換機。
