(有)クラムワークスは31日、独自OSを搭載したUSBフラッシュメモリー『BOOTPLUG-U5』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格はオープン。直販価格は1万2600円。
『BOOTPLUG-U5』 | リモートログオン | ウェブブラウザーとメールクライアント |
『BOOTPLUG-U5(ブートプラグU5)』は、 Linux 2.4.31とXFree86 4.3.0.1をベースに開発した独自OSを搭載し、USBブート対応のBIOSを搭載したパソコンに装着することでシンクライアントとして利用できるのが特徴。容量は約500MBで、ユーザー領域が約440MBあるため、各種設定やメールを保存したり、プラグインソフトを格納したりすることも可能。ユーザー領域はAESにより暗号化されるため、紛失した場合でも内部データを読み出されることはないという。
『BOOTPLUG-U5』は、Windows XP ProfessionalやWindows 2000 Server、Windows Server 2003搭載システムへのリモートログオン機能のほか、PPTP(VPN)クライアントやPPPダイヤルアップ、有線/無線LAN(WEP/WPA-PSK対応)などの接続機能を搭載しており、ウェブブラウザー、メールクライアント、ワード文書/XLS/PDFの簡易ビューワーも内蔵されている。インストール可能なプラグインは、Adobe Flash Player 7、Citrix ICAクライアント 9.15、Java 2 Runtime Environment 1.4.2、RealPlayer 8など。画面表示はワイド画面(WSVGA/WXGA/WXGA+)に対応し、USB 2.0接続の場合、ブート時間は約20秒という。
本体サイズは幅46.4×奥行き9.4×高さ16.7mm、重量は約10g。補助CD-ROM(CDブート用)、着脱式キーチェーンなどが付属する。対応機種はUSB-HDDブートに対応し、128MB以上のメモリーを搭載したPC/AT互換機。