日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は15日、アプリケーションを操作するためのオンスクリーンキーボードや、文字の読み上げ機能を強化した上肢障害者向けパソコン操作支援ソフト『オペレートナビEX(Ver2.1)』の販売を同日付けで開始したと発表した。価格は6万2790円。出荷開始は28日。バージョンアップ版も用意されており、価格は1万395円。
『オペレートナビEX(Ver2.1)』 |
『オペレートナビEX』は、上肢障害者がキーボードやマウスの代わりに、画面上に表示されるオンスクリーンキーボードとタッチスイッチや呼気スイッチなどを利用してパソコンやアプリケーションの操作を行なうためのソフト。最新版ではTV/音楽の視聴ソフトの操作を行なうためのオンスクリーンキーボードを37枚用意し、Windows Media Player 9/10やTV視聴ソフト『SmartVision』など14種類のアプリケーションに対応したほか、拡大表示した文章をまるごと音声エンジンに送り、1文を通して読み上げることで聞き取りやすさを向上させたのが特徴。読み上げ音量を細かく設定できるという。また、語句補完機能も強化されており、過去に入力した語句を基に、先頭の数文字が入力されると、その文字で始まる語句を候補として表示する機能が、ATOKとIME2000/98だけでなくIME2003/2002にも対応。
対応機種はPentium II-400MHz相当以上を搭載したモデルで、対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me/98 SE/98。
同社では、体験版ソフトの無償ダウンロード提供も28日に開始するとしている。