ソニーコミュニケーションネットワーク(株)は2日、IP電話“So-net フォン”の新サービスとして、“So-net フォンP'(ソネットフォンピース)”の提供を12月をめどに開始すると発表した。
専用アプリケーションのメインユニット画面 |
“So-net フォンP’”では、ユーザー同士なら、最大4人で同時に会話が行なえるテレビ電話“MEETING”や、独自の通信用高音質音声圧縮技術を採用した“高音質ステレオ電話”、ファイル共有により同じウェブページや静止画を見ながら会話を行なったり、BGMや効果音を利用しながら会話したりといった“ENTERTAINMENT”などの高機能コミュニケーションサービスを利用できるのが特徴。
PHONEユニット画面 |
利用するには専用ソフトと、ユーザーを特定して通信を行なうためのID(=フォンID)が必要。専用ソフトの対応OSはWindows XP SP1/2000 Professional(SP4)で、Pentium III-850MHz以上と256MB以上のメモリーを搭載したパソコンが必要。音声通話にはマイクとスピーカー/ヘッドセット、テレビ電話にはUSBカメラも必要となる。これらのサービスはソニー(株)が運営するSIPサーバーを利用して提供するという。
利用料金は、月額利用料金が294円。高機能コミュニケーションサービスの通話料は無料。音声通話サービス(電話番号による通話)の通話料は従来のIP電話“So-net フォン”と同じ(国内一般加入電話への通話が3分8.4円、携帯電話への通話が1分18.9円など)。対象となるコースは、“So-net ADSL 47M/12M/1M”、“So-net ADSL 26M/8M”、“フレッツ・ADSL/ライト”、“Bフレッツ/ライト”、“So-net 光(TEPCO)”、“So-net 光(UCOM)”、“アクセスコミュファ”。
同社では、サービス開始に先立ち、1000名のモニターをホームページで募集する。6日の午前11時に受け付けを開始し、先着順で定員に達し次第受け付けを終了する。モニター期間中の利用料金は無料(通話料と各コースの月額基本料金は必要)。モニターの特典としてヘッドセットを提供するという。