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2003年春に登場したインテル“Centrino(セントリーノ)”プラットフォームの急速な浸透を受けて、ノートPCには無線LANアダプタとUSB 2.0ポートが標準搭載となり、Pentium Mによるハイパフォーマンスと長時間バッテリ駆動の両立も実現した。すでにマシンパワーは十分だと言える。では、スペックの比較でPCが選べないとしたら、ユーザーは何に拠りどころを求めるべきだろうか。夏モデルで新たに日本電気(株)(NEC)がノートPCのラインナップに加えた“LaVie N”(NEC Directでは“LaVie G タイプN”)は、ノート選びに悩むユーザーに新しい可能性を提案する1台だ。
「家で使うノート」をもっと楽しくする!
人に見せてもうれしい2スピンドルノート
充電機能を持つスタンドとコンパクトな光学ホイールマウスをセットにした「LaVie G タイプN」(マウスはB.T.O.オプションで選択)。スタンドのアクリルパネルは弾力があり、強度面での不安はない。 |
その提案は付属品が象徴的に示していて、パッケージにはノートPC本体のほか、本体を斜めに立て掛けられるスタンドと小ぶりな光学式マウスが同梱されている。スタンドは本体を支える透明なアクリル板の基部に爪のような金属端子が2本突き出ていて、本体を立て掛けると同時に充電が行われる仕組み。単なる縦置きではなく“斜め立て掛け”なので、そのまま液晶を開くこともできる。
キーボードが垂直近くに立った状態で液晶画面を開いて何をするのかというと、実はLaVie N(LaVie G タイプN)にはWindows未起動でCDとDVDを再生できる“インスタント機能”が搭載されているのだ。Windowsを立ち上げずに利用できるAV機能は、最近一部のメーカー製デスクトップ/ノートPCや自作向けベアボーンキットでトレンドになっているが、Windowsの起動完了を待たないのでとにかく立ち上がりが早い。
横方向を意識させる巧みなデザインによって、298×199×37.9mmという数値以上に奥行きを短く感じられる。見てのとおりキーボードはゆったりとした自然な配置で、文字キーはすべて19mmピッチ。ストロークは3mmでやや深めだ。 |
今回評価したLaVie G タイプNの場合、本体右側面の“QuickStartボタン”を押してからCD/DVD再生機能が有効になるまでわずか15秒、さらにディスクを挿入して再生が始まるまでトータル40秒弱しかかからなかった。さらに、あらかじめ光ドライブにCD/DVDがセットされた状態であれば、QuickStartボタンを押して25秒ほどで再生が開始される。コンポのようなオーディオ機器の代わりにPCを使うなら、即時性の高いインスタント機能は必須と言えるだろう。家電感覚のポータブルCD/DVDプレーヤとしても活躍が期待できるわけだ。