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LaVie G タイプN

LaVie G タイプN

2004年12月03日 00時00分更新

文● 宇野 貴教

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LaVie G タイプN

日本電気/NEC Direct

最小構成価格:15万5400円(11月22日現在)

おしゃれの小道具にもしたくなる
“人に見せる”ための優れたデザイン

NEC Direct 24
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 「LaVie G タイプN」は、12.1インチワイド液晶を搭載したNEC Direct ShopオリジナルモデルのA4ジャストサイズのノートパソコンだ。“A4ノート”というと、14~15インチの液晶ディスプレーを搭載する重厚なノートをイメージしがちだが、本機は幅がジャストA4サイズで奥行きはA4よりもやや短く、“A4ジャストサイズ”を銘打ちながらも、一般的なイメージとは異なるコンパクトなサイズに仕上がっている印象を強く受けるのが特徴的だ。重量もバッテリー込みで約2.1kgと持ち運びのできる範囲にまとまっており、メインマシンとモバイルとを両立できるボディと言ってよい。



12.1インチのワイド液晶を搭載し、メインマシンに必要十分なスペックとモバイル性能を兼ね揃えた「LaVie G タイプ N」。写真はNEC Direct直販限定カラーの“ディープワインレッド”モデル
天板は平坦でスッキリとしておりボディカラーが映える。端の部分はすべて角を取った丸みのある仕上げになっていて、手に持ったときに異物感を感じない

 カラーリングはパールパウダーが入りで光沢のある“フロスティパールホワイト”、黒に近い濃い青でメタリック仕上げの“ミスティブルーブラック”、そしてNEC Directオリジナルで1000台限定販売のプレミアカラー“ディープワインレッド”の3色が用意される。この美しいカラーリングを活かすため、底面には“コスメティックカバー”と名付けられたカバーが取り付けられているのもユニークだ。ノートPCの底面には、メモリやバッテリーなどのカバー、型番やWindowsのレジストコードといったシール類といったものがあり、手に持ったときにここが見えると不格好この上なく、持ち運びの際は、無意識のうちに天板面が外側になるようにしている人も多いのではないだろうか。だがこのカバーのおかげで、底面も天板同様一枚板でスッキリとしている。他人から見られることを意識したデザインと言えるだろう。



映り込みの少ない
スーパーシャインビュー液晶を搭載

 液晶ディスプレーには、ワイドタイプの12.1インチパネル(解像度1280×768ドット)を採用する。この液晶パネルは“スーパーシャインビュー液晶”と呼ばれる高輝度パネルで、表面に光沢のあるグレア加工が施されたタイプのものだ。こういったパネルは発色が鮮やかで美しい反面、パネルの光沢が光を反射してしまい、その結果パネルに蛍光灯や自分の顔が映り込んでしまう。だが、“スーパーシャインビュー液晶”は低反射処理が施されているため、この映り込みはかなり軽減されている。実際に使ってみると、電源オフ時は若干映り込みが確認できるものの、通常利用時は注意しなければ気がつかないレベルとなる。この程度ならば、光沢パネル特有のあのチラチラとした映り込みを気にする必要はないだろう。

 本機の特徴を語る上で見逃せないポイントとして、スロットインタイプのDVDマルチプラスドライブ(NECではDVDスーパーマルチドライブ”と呼称)搭載が挙げられる。記録型DVDドライブを装備しているのはもはや当たり前になっているが、このドライブは“すべてのメディアへの書き込みが可能”“CD/DVDメディアの挿入が面倒なスリムタイプのトレイではなくスロットインタイプ”という2点において他機種よりもアドバンテージを持っており、使い勝手のよさはバツグンだ。CDやDVDメディアをよく利用する人にとっては、このメリットは重要なポイントとなるはずだ。

本体右側面。DVDマーク類の上にあるのがスロットインタイプのDVDマルチプラスドライブ。その左にプレイヤー操作用コントロールボタンが並ぶ。ボリューム調節ダイヤルも装備左側面はトリプルメモリースロット、PCカードスロット、IEEE1394コネクターが並ぶ。一番左のボタンは、無線LANのオン/オフ用スイッチだ

モバイルをより簡単にするスタンド

スタンドに立てると、本体部分は微妙に傾斜しているのがわかる。ちょっと液晶パネルの位置が高いものの、このままDVDを見てもさほど違和感はないだろう

 モバイルを重視するユーザーに便利なアイテムとして、本体を斜めに立て掛けるスタンドが付属している。このスタンドにはACアダプターの接続コネクターがついており、本体をセットすれば即座に充電が行なわれる仕組みだ。電源ケーブルをパソコン本体に接続することなく充電ができるため、スタンドからノートをさっと取り上げて持ち出せる。この感覚は、携帯電話やPDAに近い軽快さだ。モバイルメインならば、このスタンドは機動力を高めるのに役に立つだろう。

 また、立て掛けたまま液晶を開いて電源を入れれば、その状態のままで使うこともできる。さすがに本体のキーボードからの入力は厳しいものがあるが、別途マウスとキーボードを用意すれば操作性にも不満はなくなるはずだ。さらに本機はBluetooth 1.2通信機能を標準搭載しているため、Bluetoothによるワイヤレスマウス/キーボードを利用することが可能で、家での利用の際は、スタンドに立てたままワイヤレスの入力デバイスで操作する、というのも実用的な運用法となるだろう。

 流行のインスタントプレイ機能も備えており、電源オフ状態で右側面にある“QuickStart”ボタンを押せば、Windowsを起動することなくCDやDVDの再生が可能だ。一時停止や早送りといったプレイヤーの基本操作は、同じく右側面にあるコントロールボタンで制御可能で、キーボード操作でメニューの表示などもできる。実際にボタンを押しDVDが再生されるまでの時間は約25秒ほど。瞬時とはいかないものの、家電プレーヤと同じ感覚で使えるのはありがたい。スタンドで充電中にちょっとCDを聴きたい、DVDを見たいといった欲求に駆られても、スタンドに立て掛けたままでキーボードやマウスを繋ぐことなく、簡単に行なえるというわけだ。



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