アライドテレシス(株)は17日、通信事業者や地方自治体の地域イントラネットを主なターゲットとした“TELESYN”ブランド製品の第2弾として、Ethernet技術をベースとしたマルチアクセス・スイッチ“TELESYN9000”シリーズの受注を18日に開始すると発表した。受注生産となる。
“TELESYN9000” |
“マルチアクセス・スイッチ”は、1つの筐体に、ADSL2+、SHDSL、100BASE-TX、100BASE-FX、GEPON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network:対応予定)のモジュールを提供できる統合型次世代スイッチ。同社やグループ会社のモデム、ONU(Optical Network Unit)、VoIPゲートウェイ、STB(セット・トップ・ボックス)などと組み合わせることで、音声/映像/データの統合サービス“トリプルプレイ”を提供できるとしている。
TELESYN9000は、シャーシとコントロールモジュール、ラインカードにより構成されるシャーシ型スイッチ。ホットスワップに対応したサービスモジュールスロット×7/コントロールモジュールスロット×1を装備する『TELESYN 9400』と、サービスモジュールスロット×16/コントロールモジュールスロット×2を装備する『TELESYN 9700』をラインアップする。コントロールモジュールのスイッチング容量は24Gbps。耐障害性では、TELESYN 9700の可用性が99.999%で、コントロールモジュールを2枚利用した冗長運用に対応しているほか、Ethernetでリングネットワークを構築できる“イーサネットリングプロテクション機能”を搭載している。また、TELESYN 9400では、摂氏-45度から65度までの動作環境温度に対応しているという。VLAN(IEEE 802.1q)、Metro Ethernet VLAN(ダブルタグ)、タグID変換機能などにも対応している。
本体サイズは、TELESYN9400が幅440×奥行き300×高さ130mm、重量が最大11.1kg、TELESYN9700が幅440×奥行き300×高さ400mm、重量が最大21.3kg。
サービスモジュールには、『10/100BASE-TX 10ポート』、『100BASE-FX 1心シングルモード 10km 10ポート』、『100BASE-FX 2心シングルモード 10km 10ポート』、『100BASE-FX 2心マルチモード 2km 10ポート』ほかが用意されており、ネットワークモジュールには、『1000BASE-SX/LX(SFP)スロット×3』ほかが用意されている。