日本サムスン(株)は14日、液晶ディスプレーの新製品として、スピーカーを内蔵した19インチの『SyncMaster 910M』と17インチの『SyncMaster 710M』の2製品を発売すると発表した。価格はオープン。出荷開始は、『SyncMaster 910M』が5月下旬で、『SyncMaster 710M』が6月中旬。
『SyncMaster 710M』 |
『SyncMaster 910M』は、コントラスト比が800:1で、視野角が上下/左右170度の19インチPVA(Patterned Vertical Alignment Mode:広視野角)液晶パネルを採用したモデル。画素ピッチは0.294mm。輝度は250cd/m2で、応答速度は25ミリ秒。解像度は1280×1024ドットで、約1619万色表示が可能。プリセットモードとして、明るさを抑えた“テキストモード”、ウェブコンテンツ向けの“インターネットモード”、動画コンテンツ向けの“エンターテイメントモード”の3種類を切り替えられるようになっている(MagicBright機能)。
インターフェースはアナログRGB(ミニD-Sub15ピン)×1。水平同期周波数は30k~81kHz、垂直同期周波数は56~75Hz。ドットクロックは最大140MHz。本体にはステレオスピーカー(1W+1W)とAC電源ユニットを内蔵する。消費電力は最大42W(DPMSモードでは1W以下)。本体サイズは幅428×奥行き195.7×高さ430mm、重量は5.75kg。チルトは後ろ22度/前3度。VESAマウント(100mm)にも対応する。本体色はシルバー。ツールとして、ガンマカードを6点で補正できる色調整ソフト(カラーキャリブレーションソフト)『MagicTune』が付属する。対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE。ただし、DDC/CIをサポートしたグラフィックスカードが必要となる。なお、保証期間は3年間。
『SyncMaster 710M』は、コントラスト比が600:1で、視野角が上下/左右160度の17インチ液晶パネルを採用したモデル。画素ピッチは0.264mm。輝度は300cd/m2で、応答速度は12ミリ秒。最大消費電力は38W。本体サイズは幅381.9×奥行き175.0×高さ383.9mm、重量は4.5kg。最大解像度や表示色数、MagicBrightなど表示機能の仕様は910Mと同等。