ローランド ディー.ジー.(株)は9日、デジタルカメラで撮影した画像データなどを基に写真入りのオリジナルアクセサリーの製作が行なえるメタルプリンター“METAZA(メタザ)”の新モデル『MPX-60』を同日付けで発売すると発表した。価格は37万円。
『MPX-60』 |
『MPX-60』は、先端にダイヤモンドチップを埋め込んだスタイラス(打刻針)を利用して、金/銀/真鍮などの金属プレートやアクリル材料に写真や文字をマーキング加工するための出力機。スタイラスを対象となるプレートに強弱をつけながら打ちつける“RPMS(ローランド・フォト・マーキング・システム)”により、写真やイラストをモノクロ階調で出力できるのが特徴。印字範囲は80×80mmで、取り付け可能な材料のサイズは幅90×奥行き90×高さ20mm。加工にかかる時間は通常は10分程度という。インターフェースはUSB 1.1。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。本体サイズは幅235×奥行き322×高さ215mm。
パソコン用のアプリケーションソフト『Dr. METAZA2(ドクター・メタザ2)』が付属する。画像ファイル(BMP/JPEG)を取り込み、文字を割り付けて出力する従来版の機能のほか、新機能として、画像の90度単位の回転や、設定した範囲の色を選択しての人物の背景の消去、文字の扇状の割り付けなどが追加されている。
同社では発売後1年間の販売目標を1200台(国内/海外の合計)としている。