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松下電器、2230mAhの単3形充電式ニッケル水素電池“メタハイ2400シリーズ”を発売

2004年02月18日 17時58分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)は18日、単3形ニッケル水素電池の新製品として、容量が2230mAhの“メタハイ2400シリーズ”を4月1日に発売すると発表した。価格は、2本入り『HHR-3SPS/2B』が1080円、4本入り『HHR-3SPS/4B』が1940円。

『HHR-3SPS』
『HHR-3SPS』

“メタハイ2400シリーズ”『HHR-3SPS』は、(株)ユアサコーポレーションと共同開発した容量が2230mAhの単3形ニッケル水素電池。充電式のニッケル水素電池は、同社が2003年4月に実施した調査において使用機器の33%がデジタルカメラで占められ、電池に対する要望としては「より長もち」が全体の約40%を占めるという。同製品は、添加材料などを改良した正極材料や、合金組成などを改良した負極材料を開発するとともに、電池設計を最適化したことで、容量が従来製品“メタハイ2100シリーズ”より約14%増え、2230mAh(min.)となったのが特徴。同社のニカド電池(P-3NPS)に比べると約3.4倍長持ちするうえ、メモリー効果が非常に少ないため、通常の使用ではリフレッシュも不要であるという。充放電回数は約500回。電圧は1.2V。サイズは直径14.5×高さ50.5mm。重量は約29g。

同社では、安定した大電流放電性能を持ち、低温放電性能がよくマイナス10度でも使用できることなどから、一般用からプロ用の一眼レフまで幅広いデジタルカメラで利用できるとしている。

同時に、単3形ニッケル水素電池専用の急速充電器セット『K-KJP5HC』も発売する。単3形ニッケル水素電池2本を10分で約50%充電できる急速充電が可能で、30分で約80%、1時間程度で充電完了となる。充電容量は、約50%、約80%、充電完了の3段階をインジケーターで表示する。自社開発の多機能マイコンとソフトを搭載しており、電池ごとに個別充電制御(-ΔV制御)を行なうほか、安全保護(タイマー制御、温度制御など)にも対応。電源はAC100~240VでACアダプターを利用する。本体サイズは幅96×奥行き149×高さ69mm、重量は約320g。ニッケル水素電池『HHR-3SPS』が4本同梱される。価格はオープン。

併せて、単4形ニッケル水素電池の新製品として“メタハイ800シリーズ(min)750mAh”の4本入りを追加するほか、単1形、単2形、9V形のニッケル水素電池も発売するとしている。

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