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【2004年年頭挨拶ニュースリリース】(株)アドバンテスト代表取締役兼執行役員社長丸山利雄氏

2004年01月05日 21時59分更新

文● 編集部

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具体化プロセスの持続的実践で新風を巻き起こす

2004年 アドバンテスト社長 年頭所感(要旨)

新年あけましておめでとうございます。
ユビキタス社会の到来を夢見た21世紀の幕開けは、その期待をよそに、ネット・バブル崩壊、景気低迷の長期化などたいへん暗い話題が続きました。この市況に対応すべく、当社は約3年間、企業体質の改善に向けて並々ならぬ努力を重ね、特に昨年は「再生から成長へのプロセスの具体化」をスローガンに、大胆な改革に取り組みました。その結果、ようやく2003年後半になって業績回復の兆しが見え始めた年でした。

そして迎えた2004年は、デジタル景気の到来で、世界経済が大きな変化点を迎えることは確実だと思います。そこで今年は『具体化プロセスの持続的実践で、新風を巻き起こす』をスローガンに、この大きく躍進するチャンスの年にさらなる勝利をおさめたいと思います。その達成のための課題は以下の2つです。

第1に、中期経営計画(※1)の達成に向けて、昨年1年間で具体化した成長へのプロセスをベースに、各部門の戦略を明確にし、今年の戦術を具体化して、行動することです。開発、生産も含め、継続的に組織体制の見直しや外部リソースの活用も含めた人員の適正化を図り、社員一同の工夫と創造で、さらなる合理化・効率化を進めます。

第2に、無形商品の競争力を強化して、あらゆるステークホルダ(利害関係者)に満足いただけるブランドを構築することです。顧客に密着した営業力、顧客の真のニーズを捉えるためのマーケティング、社内外における利用者の視点に立ったサービス、さらには株主、投資家への適正な情報開示、グリーン・パートナシップの強化などあらゆる視点から無形商品の品位を高めて、当社が関係するあらゆるステークホルダに満足いただけるブランドを構築します。

当社もようやく長いトンネルを抜け、今、まさに勢いよく飛躍する機会を迎えました。これまでの不況の殻を破り、具体化プロセスの実践でこれからの新たな次代を創造してまいります。

以上

※1 中期経営計画: 2004年度に連結売上2,000億円以上、税引前利益率20%以上、AVAスプレッドのプラス化の達成

(用字用語は原文のまま)

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