このページの本文へ

アドバンテスト、東芝系半導体試験部門を買収へ

1999年12月28日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

半導体試験装置メーカーの(株)アドバンテストと(株)東芝、東芝系のアジアエレクトロニクス(株)の3社は、24日付けで、アジアエレクトロニクスの半導体試験装置部門を買収することで合意したと発表した。これによりアドバンテストは半導体試験装置部門の強化を、東芝らは半導体事業への経営資源の集中を図る。

譲渡期日は2000年4月を予定し、買収額は70億円ほどになる見込み。アドバンテストはアジアエレクトロニクスが所有する半導体試験装置部門の設備や特許といった資産と、従業員225人を引き受ける。

アドバンテストは半導体試験装置メーカーとしては国内最大手で、資産と人材の獲得で開発力の強化を図る。一方、半導体事業の再構築を進める東芝は、開発コストの負担が重い半導体試験装置部門を整理し、本命の半導体事業へ経営資源を集中する。アジアエレクトロニクスは2000年3月末までに東芝が全株式を買い取り、完全子会社化した上で再出発する。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン