バックボーン・ソフトウェア(株)は21日、同社のバックアップ/リストアソフトウェアの最新版『NetVault 7』を発売した。
『NetVault 7』は、SANやNAS、DASを利用したバックアップの作成やリストアを管理するソフトウェア。管理サーバはWindows、UNIX、Linuxで動作し、共通の管理GUIを利用してネットワークの構成やバックアップ、リストアなどの操作を行なう。バックアップの対象となるサーバはWindows、UNIX、Linuxなど。“APM(Application Plugin Module)を利用することで、OracleやDB2、MySQLなどのリアルタイムバックアップも可能。旧バージョン『NetVault 6.5』と比べて、複数台のバックアップ対象サーバを一括で管理できる“ポリシー・マネージメント機能”や、バックアップ/リストアなどの管理権限をユーザー単位で設定する機能などが追加されている。
『NetVault 7』メインメニュー |
『NetVault 7』ポリシー・マネージメント機能。管理対象マシンとジョブ、スケジュールなどをポリシーとしてまとめ、ポリシー単位で実行できるようになった |
『NetVault 7』のそのほかの新機能は以下のとおり。
- 仮想テープライブラリの共有機能
- ハードディスクに複数の仮想的なテープを用意し、そこにバックアップを可能にする仮想テープライブラリを複数のマシンから共有して利用可能
- 暗号化機能
- 128ビットECB暗号化モードを使用した暗号オプション
- レポート機能の強化
- バックアップ/リストアジョブの実行、メディアの使用量、システムの操作など、NetVaultの操作に関するレポートを作成
『NetVault 7』のパッケージイメージ |
『NetVault 7』の出荷開始は6月2日から。標準価格は15万円からとなる。また、同社Webサイトでは、同製品の45日間の評価版を無償公開する予定。