トヨタ自動車(株)と(株)角川書店は4日、女優の菊川怜さん主演のウェブ専用インタラクティブショートシネマ“『育てるクルマ』ショートムービー”(ムービータイトル:未定)の制作発表を都内で行なった。
菊川怜さんと木村大作監督。「菊川さんにはうまい女優よりもすごい女優になってほしい」(木村監督) |
同作品は、角川書店が提供するウェブ専用インタラクティブショートシネマシリーズ“cine 5 minutes”の第2弾となるもの(第1弾は内山理名さん主演の『いつか、そうで、あった、ような』)。異業種合同プロジェクト“WiLL”から10月下旬に発表される『育てるクルマ』の誕生を記念し、トヨタ自動車と角川書店のコラボレーションにより制作される。
『育てるクルマ』は、“乗るたびに、ドライバーの好みを覚える、今までにない全く新しいクルマ”としてWiLLから発表される予定の新型車。トヨタの情報ネットワークサービス“G-BOOK”を搭載しており、ドライバー好みのさまざまな情報をダウンロードできるという。育てるクルマの詳細については、10月下旬に正式発表される。
“『育てるクルマ』ショートムービー”は、1話あたり5~7分の4話完結構成の動画コンテンツとして、11月中旬から2ヵ月間の期間限定でインターネット上で無料配信される。主演は菊川怜さんで、原案/撮影/監督は木村大作氏。菊川さん演じる編集者:矢野美幸が、仕事と恋で悩みながら女性として成長していくストーリーで、菊川さんが育てるクルマを運転するシーンも登場するという。
また、西日本電信電話(株)の技術協力により、NTTグループが開発したインタラクティブ技術“ビジョンマーク”(特定のシーンで画面上にマークを自動的に表示する)や“サイバーコースター”(画面上の小物や登場人物をつかんで動かせる)、“シンクブック”(映像の進行と連動したおまけ的な画像を表示する)などを利用して、菊川さんのインタビュー映像や、ムービー内の小物の情報などをユーザーが自由に引き出せるようになっている。
制作発表には、菊川さんと木村監督が登場、今回のショートムービーについて説明した。菊川さんは「美幸はバリバリ働く編集者。あることがきっかけで過去の思い出がよみがえり、自分を見つめ直して成長していくというストーリーです」と挨拶。木村監督は「人はどう生きようと最後には後悔するが、どうせ生きるなら明日を見て生きたほうがいいという話。簡単に言うと“自然にかえろう”ということ」とコメントした。
なお、今回のムービーの正式タイトルは、10月下旬に行なわれるダイジェスト版試写会で発表される見込み。