新製品ラッシュがまだまだ続くATI TechnologiesのRADEONシリーズだが、今回新たにハイエンド系のマザーボードベンダであるTyanから「Tachyon G9000 Pro」、そしてメモリメーカーとして有名なMicronの子会社Crucialから「RADEON 8500LE DDR128」が登場した。
Tyan製「Tachyon G9000 Pro」 |
マザーボードベンダからビデオカードがリリースされるのは珍しくないが、意外にもTyanは今まで参入していなかった。そのTyanがビデオカード業界参入第1弾として選んだのがRADEON 9000 Proだ。コアクロックは275MHz、メモリクロックは275MHz(DDR 550MHz)とスペック面は他社と変わりないが、メモリ搭載量は64MBとなっている。ヒートシンクはド派手なものではなく、ごく普通のヒートシンクとファン。最近のビデオカードは見た目の派手さを競う傾向があるだけに、このシンプルな作りは玄人好みしそうだ。メモリが64MBという点が見劣りしてしまうが3Dゲームにこだわらないのであれば、64MBでも十分だろう。USER'S SIDE本店では完売しており次回入荷は未定となっている。ちなみに価格は1万6800円。
RADEON 8500LE DDR128 | RADEON 8500LE DDR128 |
一方、Micronの100%子会社であるCrucialはMicronのメモリモジュールを販売する会社。そのCrucialから登場したのはRADEON 9000系ではなく、RADEON8500LE。搭載するメモリは128MBで、クロックはコア250MHz、メモリ250MHz(DDR 500MHz)といたって平凡なもの。しかしメモリチップにはMicron製が使われており、この点が他のRADEON 8500カードと大きく差別化されている。逆を言えばこれ以外に特徴がなく、一般的なRADEON 8500LEと大して変わらない。
気になるのは基板上に「SAPPHIRE」のシールが貼られている点だ。普通に考えればSAPPHIRE製であることが伺えるが、その真偽のほどは不明。こちらも入荷したのは USER'S SIDE本店で1万8800円。
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