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XMLコンソーシアム、NewsMLを利用したウェブサービスの接続実験に成功

2002年06月13日 22時44分更新

文● 編集部

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XMLの普及啓蒙活動を行なう非営利団体であるXMLコンソーシアムは13日、複数のニュースソースから必要なニュースを検索して情報を集約する、コンテンツ指向型のサービスを行なうために、異なるアプリケーションサーバー間でウェブサービス技術を利用する接続実験に成功したと発表した。これは国際新聞電気通信評議会(IPTC)が2000年に仕様を策定したXMLベースのニュース交換のためのフォーマット“NewsML”を利用したもので、これによりウェブサービスが今後のインターネット標準として位置付けられることが証明されたとしている。

接続実験では、複数のアプリケーションサーバーによって、複数の(仮想)新聞社/通信社を想定したニュース検索サービスや気象情報提供サービスをウェブサービスとして構築。各サービスをニュース検索用のポータルサイトに集約し、そこで入力された検索条件に従って各サービスを提供するサーバーが検索結果をポータルサイトに返し、記事一覧として表示する。記事を選択すると、画像データを含む記事の詳細内容と当日の気象情報が表示される。世界で統一されているニュースの分類コード“サブジェクトコード”を利用して検索することもできる。なお、記事の詳細情報の表示には、NewsMLとスタイルシートを利用する。

接続実験には、(株)東芝、日進ソフトウエア(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、日本オラクル(株)、日本電気(株)、日本ユニシス(株)、(株)野村総合研究所、(株)日立製作所、PFUアクティブラボ(株)、富士通(株)、リコーシステム開発(株)の11社が参加した。

利用したアプリケーションサーバーは、Apache AXIS Beta 1、BEAシステムズのWebLogic Server 6.1J、富士通のINTERSTAGE Application Server V4.0L20、日立のCosminexus Version 5、IBMのWebSphere Application Server 4.0、アイオナテクノロジーズのOrbix E2A XMLBus Edition 5.1、マイクロソフトのVisual Studio .NET、NECのActiveGlobe WebOTX Ver4.2、日本オラクルのOracle9i Application Server Release2。コンテンツは、(社)共同通信社、(株)毎日新聞社、(株)読売新聞社、(株)気象サービスの各社が実際に使用しているNewsMLデータなどを基に構築したという。

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