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アキバ初のまんだらけ「秋葉原同人館」が本日オープン!あのショップ以上の長蛇の列が!!

2002年04月27日 21時56分更新

文● R

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まんだらけ

 中野ブロードウェイに複数の専門店からなる巨大な本拠を置き、渋谷や大阪、名古屋などに数店を展開する中古書店「まんだらけ」がついに秋葉原へ進出。5日の記事でお伝えしていたとおり、本日27日午前11時にオープンした。場所はDOS/Vパラダイス本店が入る「ロック・2ビル」の5Fで、ここは3月で閉店したフロンティア神代の跡地だ。



アキバ進出は「同人事業部」の悲願
まんだらけらしくない“商品が主役の店舗”に

看板
5F部分に掛かる大きな看板。アキバでまんだらけというのが新鮮です

 「1年前に委託新刊同人誌の取り扱いを始めたころから、アキバ進出は同人事業部の悲願でした」というのはまんだらけ同人事業部の責任者、荻野氏。同人事業部という部署名にも気合いをバリバリ感じるが、「とにかく徹底してリサーチにリサーチを重ね、じっくりと物件や方向性を決めた」というコメントからも並々ならぬ思い入れが伝わってくる。



ついに秋葉原へ進出です
「GWに間に合わせてオープンするか、新刊が出そろって売り場が華やぐ『レヴォ』まで待つか、かなり悩みました」(まんだらけ同人事業部)。結局はお客さんの利便を考えて27日オープンということにしたのだそうだ。新刊/新入荷商品で華やぐのは5月12日以降になりそう

 アキバの同人ショップと比べると、委託を中心として同人関連への取り組みは後手に回った感がどうしても否めないが、荻野氏いわく「同人関連の取り扱いに関しては最後発だと認識しています」。最後発なのは認めたうえで、まんだらけがもっとも得意とする中古品の売買を軸に、中古同人誌市場のプライスリーダーを本気で狙っていくと自身満々だった。要はまんだらけの得意分野を軸に遅れを取り返し、そのうえで先へ進もうというわけだ。

 中古でプライスリーダーを目指すのは分かったけど、新刊の委託同人誌はどうなのかと疑問をお持ちのアナタ。もちろん筆者も気になったので質問をぶつけてみると「すぐに結果を出そうとは思ってません」との答えが返ってきた。ただこれはネガティブな意見ではなく、「とにかくみなさん買いに来るので、どれくらの規模で仕入れる必要があるか、どれだけの在庫を見込まなければならないか、他の場所とは勝手が大きく違ってくるはず」なので、ちょっと時間をくださいねという意味。「柔軟に対応しつつ、夏までにシステムを固めますので、“夏コミ”後に期待していてください」(荻野氏)とのことだ。ひょっとしたら夏コミの会場にまんだらけのスタッフが大挙して向かうことになるのかも…。



店内
エレベータで上がった5F入り口から。(当たり前ですが)前の入居者の面影はありません

 まんだらけと言うと、暗めの店内と、アヤシサ全開のモノも含むたくさんの店内装飾が醸し出す一種独特な雰囲気も魅力のひとつ。しかし今回の秋葉原同人館ではあえてそういった雰囲気を廃してできる限り装飾せず、その分商品を並べる商品主導の店づくりをしたそうだ。右の写真を見れば納得できると人も多いだろうが、たしかにまんだらけらしくないというか、ある意味非常にアキバの同人ショップらしい店舗。コスプレ店員さんがいなければ他の同人ショップと見分けが付かない?

 最後に気になるのは第1弾として同人館をオープンしたまんだらけが打つ2の手3の手だが、これはさすがにいまのところわからない。しかしこの店舗を足がかりにしていこうという予定はあるようだ。数年後、中野ばりの巨大なまんだらけがアキバに誕生しているかもしれない。



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