ATAPI接続のPCMCIAカードリーダとして、ホットスワップをサポート。そしてWindows 98/Me/2000/XPへ個別ドライバ不要でしかも安価という、ありそうでなかった製品が登場した。製品名は「Card-Exchanger IDE」で、エムエスエイ製だ。若松通商PS/PLAZAが5980円で販売を開始している。
ATAPI接続のカードリーダを購入したが、ホットスワップをしようとしたら容量が誤認識された、あるいはブルーバック状態になってシステムがハングアップしたという人は少なくないだろう。これはカードリーダに差したメモリカードがHDDと同様の外部記憶装置として認識されているために生じる“悲劇”で、Card-Exchanger IDEでは、本体をBIOSに“ZIPドライブ”として認識させることで、この問題を回避している。さらに“ZIPドライブ”なので、Windows 98以降のOSが標準で対応してくれるというわけ。
同様の機能を提供する製品は先に同社から販売されているが、今回は変換アダプタが付属せず、これが安価さの決め手となっている。スロットはPCMCIA Type I/II/IIIに対応し、ユーザー手持ちの変換アダプタを用いれば、コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ/スマートメディア/メモリースティック/マルチメディアカード/SDメモリカードに対応する。なお、カードリーダという製品カテゴリからも想像できるが、ストレージメディア以外は動作しないのでこれは要注意。
なお、ジャンパによってMaster/Slaveは設定可能。外観は3.5インチドライブで、5インチベイ用のマウンタも同梱する。ブートが可能かどうかは明らかになっていないが、ZIPドライブなのでブートにも対応する可能性は低くないと言えるだろう。
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