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ロングセラーのノイズ対策済みスマートケーブルに進化形が登場

2002年04月05日 23時30分更新

文● 小磯

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RD3XP GLADIATOR

 昨年10月に登場するや否や、データ転送速度が向上するとの噂から人気を集め、品不足状態が解消された今でもロングセラーを続けるVICS Technology製のスマートケーブル「RD3 GLADIATOR」。そんな人気製品の後継製品として、さらにノイズ耐性や転送速度を向上させ、Ultra ATA/133への対応も果たした製品「RD3XP GLADIATOR」が登場。5日からアキバで販売が始まっている。



RD3XP-A52

 RD3XP GLADIATORは、ケーブルをスマートケーブル化する手法として“ケーブル10本ごとにひとまとめにし、10本分のフラットケーブルを8列重ね合わせていく”のは従来どおりでありながら、ケーブルの束と束の間にアルミ素材のシールドを挟み込んでいるのが最大の特徴だ。VICSによると、従来は10本×8列の束をメタルメッシュシールドで囲むことで、外部からのノイズには対処していたが、ケーブルを折り曲げた際に、隣接する信号線の相互干渉でデータ転送に影響が出てしまっていたという。だが今回の処理により、その問題を最小限に食い止められるようになったとのこと。また、RD3 GLADIATORで採用していたコネクタ部のノイズシールド素材を銅からアルミに変更。折り曲げた際や着脱時にシールドの銅箔が剥がれ落ちやすかったコネクタ近辺にはフィルム状のカバー(マイラー)をかぶせ、アルミ箔が露出しないように配慮されているのも従来製品のユーザーなら見逃せない変更点と言えるだろう。



概念図 アルミで覆われたケーブル コネクタ部
アルミシールドの概念図実際にケーブルを見てみると、確かに10本ずつアルミで覆われているフィルム状のカバーがかぶせられたことですっきりしたコネクタ部
ナイロンメッシュ

 シールド以外にも外観には大きく手が加えられており、黒を基調としたイメージに合致するよう、銀色の樹脂で覆われたスマートケーブル部には黒色のナイロンメッシュを採用。従来よりも製品として磨き上げられ、高級感を醸し出している。なお、10本のフラットケーブル×8列という仕様から、ケーブル自体の太さは変わっていない。

 ラインナップは70cm(50cm+20cm)モデルのATAPIケーブル「RD3XP-A52」、50cm(30cm+20cm)モデルのATAPIケーブル「RD3XP-A32」、50cmのFDDケーブル「RD3XP-F5」の3種類。従来製品とほとんど変わらない価格になっているのはうれしい配慮だ。


価格ショップ
RD3XP-A52
\3,980コムサテライト2号店
コムサテライト3号店
価格提示なしクレバリー1号店(週末入荷予定)
RD3XP-A32
\3,480コムサテライト2号店
コムサテライト3号店
価格提示なしクレバリー1号店(週末入荷予定)
RD3XP-F5
\1,980コムサテライト2号店
\2,480コムサテライト3号店
価格提示なしクレバリー1号店(週末入荷予定)
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