Celeron-1.3GHzの登場に遅れること20日、21日に発表されながらその姿を見せていなかったAMDのエントリー向けCPU、Duronの1.3GHzモデルがようやくデビュー。バルク版が一部ショップに入荷している。
基本的なスペックは従来のMorganコア版Duronと同じ。コア部分に見えるOPN(Ordering Part Numbers)は“DHD1300AMT1B”で、FSB 100MHz(DDR 200MHz)、L1/L2キャッシュ容量がそれぞれ128KB/64KB、VCore 1.75Vという仕様はこれまでどおり。単にクロックが上がっただけだと判断していいだろう。
Duron-1.3GHz(写真上3つ)と1.2GHz(下中央)の比較。そっくり。 | CPU裏面 | L1がオープンなのもこれまでどおり |
30日現在の段階で在庫を確認できたのは高速電脳のみで、価格は1万3800円。メーカー製PCでの採用例が増え、AMDのシェア拡大に寄与している一方で、アキバなどDIY市場ではAthlon XPの人気の陰ですっかり地味になってしまったDuronだけに、新登場もそれほど話題にはなっていないというのが正直なところだ。
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