各社から多種多様なフロントアクセスベイが登場するなか、USB2.0公式対応をうたう製品までもが登場してきた。台湾C&S International製の「Pegasus」(型番:MB-02)がそれで、USB2.0対応の製品はコントローラやドライブ、ハブなど数々あるが、フロントアクセスベイが登場したのは今回がはじめて。
「Pegasus」。3.5インチ/5インチベイ両対応だ | USB2.0対応をうたうパッケージ |
とは言うものの、フロントアクセスベイが搭載するUSB端子は言ってしまえば単なる延長アダプタ。コントローラや特別なチップを搭載しているわけではないため、インターフェイス互換のUSB1.1端子を持つ従来製品がUSB2.0に対応していないとする根拠はない。しかし、USB2.0対応をうたう以上はそれなりの理由があるわけで、従来のフロントアクセスベイに比べ、ケーブルにノイズ対策が施されていたりする可能性はある。どちらにしろアダプタを噛ませることになるため、若干の転送速度低下は避けられそうにないが、これからUSB2.0環境を構築する予定があるのなら購入を検討してみる価値はあるだろう。
同梱のケーブルはIEEE1394用が1本。注目のUSBケーブルは、オンボードなどの外部向け端子からケース内部に引き入れるタイプが1本と、マザーボード/USBカード側の端子が1本1本バラになっていてどんなものにも対応できるタイプが1本。また、サウンドケーブルは3本あり、ライン入出力に割り当てるほか、アナログ6chをフロント部に引き出そうと思えばできるようになっている。価格は高速電脳で2480円。コムサテライト3号店では19日から2680円で販売開始予定だ。
サウンドケーブル。どう使うかはお好みで | ケース内部配線用のUSBケーブルには簡易的な接続案内が付いている | インターフェイスはIEEE1394×1、サウンド入出力×3、USB×2 |