インテル(株)のインテルオンラインサービス事業部は21日、既存のシステムプラットフォーム運営/管理代行サービス“AppChoiceマネージド・ホスティング・サービス”を拡張したオートメーションサービステクノロジー“インテル・オープン・コントロール・テクノロジ(Intel Open Control Technology)”を発表した。
米インテル社新規ビジネス事業本部副社長兼米インテルオンラインサービス社社長のDalibor F. Vrsalovic氏 |
同社は、“AppChoiceマネージド・サービス”ファミリーの新サービスを2002年前半に発表する予定で、“インテル・オープン・コントロール・テクノロジ”は、その新サービスの機軸となるテクノロジー。データセンターなどに構築されたE-ビジネス向けシステムを運営/管理するためのもので、同テクノロジーにより、顧客やシステムインテグレーターは、E-ビジネスシステムが、データセンターや他社施設などの遠隔地に構築されていても、共同でシステム運営/管理が行なえる。
“インテル・オープン・コントロール・テクノロジ”は、ハードウェアやOS、アプリケーション、ストレージ、ネットワークインフラを、単一ユニット“カスタマ・ポッド”として管理できる専用コントローラーを備えている。
インテルオンラインサービス事業部が、顧客のカスタマ・ポッドを運用/管理し、トラブルシューティングや復旧処理、サーバーのプロビジョニングといった管理作業を自動化する。また、顧客もウェブポータルサイト経由でカスタマ・ポッドの専用コントローラーを利用でき、サービス状況の監視や自動化されたオペレーションの管理が可能。
同社は現在、複数の顧客に“インテル・オープン・コントロール・テクノロジ”のパイロット版を提供している。なお同社は、同テクノロジーについて現在特許申請中という。
本日都内で行なわれた発表会で、米インテル社新規ビジネス事業本部副社長兼米インテルオンラインサービス社社長のDalibor F. Vrsalovic(ダラボア・ヴァラソロビック)氏は、「オートメーションサービスを提供することで、顧客の生産性が向上するとともに、システム運営/管理にかかるTCOを削減できる。今回発表したオートメーション・テクノロジーは、マネージド・サービスを新しい次元に拡大するものだ」としている。