日本ヒューレット・パッカード(株)は30日、プリントサーバー製品“hp jetdirect(ジェットディレクト)”シリーズに、モジュール型プリントサーバー『hp jetdirect 200m』と『hp jetdirect 250m』、外付け無線LANプリントサーバー『hp wireless print server wp 110』の3製品を追加すると発表した。11月1日に受注を開始し、11月上旬に出荷を開始する。価格は、200mが2万4800円、250mが3万1000円、wp 100が4万3500円。
『hp jetdirect 200m』 |
『hp jetdirect 200m』と『hp jetdirect 250m』は、10BASE-T/100BASE-TXに対応したモジュールタイプのプリントサーバーで、“LIOスロット”に装着できるのが特徴。“LIOスロット”は、同社が9月に発表したインクジェットプリンター『hp color inkjet printer cp1160』などで採用した独自の拡張スロットで、ホットスワップにも対応する。本体サイズは幅25×奥行き84×高さ25mm、重量は68g。電源はプリンター本体から供給を受ける。
『hp jetdirect 250m』 |
200mと250mの違いは、対応するネットワークプロトコルとOS。200mは、IPX/SPX、TCP/IP、EtherTalkプロトコルに対応し、Windows NT 4.0/2000/95/98/Me、Mac OS 8.6以降のOSに対応する。250mはそれらに加えて、DLC/LLC、lpdプロトコル、NetWare v3.2/4.2/5.x、NDS、NDPS、HP-UX 10.20/11.x、Solaris v 2.5x/2.6/7/8などのOSに対応する。250mはファームウェアのアップグレードにも対応可能。両製品ともネットワーク構成を自動設定できる“Install Network Printer Wizard”や複数プリンターの管理がウェブブラウザーで行なえる“Web JetAdmin”を利用できる。
『hp wp 110』 |
『hp wireless print server wp110』は、2.4GHz帯を利用する11Mbpsの無線LAN規格“IEEE802.11b”に準拠した無線LANプリントサーバー。対応するネットワークプロトコルはTCP/IPとAppleTalk。対応OSは、Windows NT 4.0/2000/98/Me、Mac OS 8.6/9/9、Mac OS X。プリンターインターフェースは双方向パラレル(IEEE1284準拠/D-Sub25ピン)。アクセス方式はアドホックモードとインフラストラクチャーモードに対応する。セキュリティー機能は128bit/40bit WEPに対応。電源はDC8V/1Aで、ACアダプターを利用する。本体サイズは幅36×奥行き180×高さ137mm、重量は272g。複数プリンターの管理がウェブブラウザーで行なえる“Web JetAdmin”に対応する。