CSKネットワークシステムズ(株)は26日、営業支援ASPポータルサービス“Pocket Biz Pac”の提供を、11月1日に開始すると発表した。
同サービスは、資料作成/閲覧サービス、電子メールサービス、電子DMサービスなど、複数のASPサービスを統合したもの。ASPサービス提供企業数社と提携し、資料作成閲覧サービスでは韓国のシンクフリ・コリア社の“Thinkfree”、電子メールサービスではコムタッチ・ジャパン(株)の“Web-Mail”、電子DMサービスではワイノット(株)の“e-Card DM”を、サービスメニューとして提供する。また、(株)アプレッソと共同開発により、各ASPサービスを共通のID/パスワードで利用できるシングルサイン機能“WorldOffice”を搭載した。ASPサービスは、パソコンとPDA(Pocket PC対応)からインターネット経由で利用可能。サービス料金は、2つのASPサービス利用時で1ID当たり月額1000円から。3つのASPサービス利用時で1ID当たり月額2000円。ID数に応じたボリュームディカウントの料金設定も用意する。
各ASPサービスの具体的な内容は、Thinkfreeがマイクロソフト社製統合ソフト『Office』に互換のサービス。Excel/Word/PowerPointのデータをパソコンで編集/保存可能。また、これらのデータをパソコン/PDAのウェブブラウザーで閲覧できる。また、Web-Mailは、ウェブブラウザーを用いて電子メールの送受信を行なえるサービス。ToDo管理/カレンダー/アドレス帳などの機能を標準装備する。さらに、e-Card DMは、礼状などのグリーティングカードを営業フォローアップ用に送信するサービス。ビジネスシーンに合った定型文章を選択するだけで、電子カードが作成できる。そのほか、同社は、ユーザーの要望に応じて、“地図情報検索”、“見積/請求”など、営業マンに必要なASPサービスを追加していく予定という。