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これぞ大人のおもちゃ! 21世紀型ハイテクチョロQが登場

2001年10月18日 04時18分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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コナミ(株)と(株)タカラは、大人向け玩具“赤外線コントロールチョロQ”『MICRO IR DigiQ(デジキュー)』の発売を記念し、麻布十番のクラブ&カフェ『LUNErS(ルネス)』とのタイアップによる期間限定クラブイベント“DigiQ NIGHTS@LUNErS”を、10月17日から11月7日までの毎週水曜日19時~23時に開催する。初日の17日にはプレス向けに取材の場も設けられた。

デジQ
“赤外線コントロールチョロQ”『MICRO IR DigiQ』。チョロQにCPUやモーター、赤外線受光部などを搭載した『デジQ』と、ガンタイプのコントローラー『デジプロポ』

“赤外線コントロールチョロQ”『MICRO IR DigiQ』は、コナミが開発した赤外線による遠隔操作システム技術“MICRO IR”を採用した超小型玩具シリーズ“MICRO IR トイシリーズ”の第1弾製品で、コナミとタカラが共同開発したもの。

タカラの人気玩具『チョロQ』のボディに、専用CPU(8bit)、赤外線受光部、専用超小型モーター×2、専用ニッケル水素電池を搭載した『デジQ』と、デジQを遠隔操作できる赤外線コントローラー『デジプロポ』で構成される。

デジQ2
デジQは、チョロQと同様、子供の手の平にもスッポリ収まるサイズ

CPUユニットは10×5mmサイズで、ROM/RAMを内蔵する。デジQ専用モーターはコナミが新たに開発したもので、1つの車輪に付き1つのモーターを利用することで、後輪が独立して動くようになっており、左右のモーターの回転数を変えることで曲がることが可能。さらにTCS(トラクションコントロールシステム)機能も搭載しており、ホイールスピンしないよう回転数を自動的に調整できる。

デジプロポも専用CPUを内蔵しており、デジプロポからのプログラム情報命令を、デジQ本体のCPUが計算し、モーターの回転速度や回転率などを電子制御する仕組みとなっている。赤外線到達範囲は半径6~7m。

デジプロポ操作
デジプロポをデジQに向け、スロットルトリガーを手前に引くとデジQが前進、戻すと後進する。右や左に旋回させる場合は、デジプロポ側面のステアリングホイールを右、または左に回す
中西デジQ操縦中
仕事だということを忘れてデジQの操縦に没頭するASCII24編集部の中西

また、デジQ本体には、ニッケル水素電池を左右に2個搭載しており、10分の充電で15分の連続走行が可能。充電器はデジプロポに内蔵されており、デジプロポにデジQを装着することで充電できる。

充電中
デジQをデジプロポに装着することで、デジQの充電が可能

デジQ本体サイズは幅50×奥行き32×高さ27mm、デジプロポのサイズは幅220×奥行き65×高さ125mm。デジプロポの電源は単3電池×4本。

製品パッケージは、デジQとデジプロポをセットにした『MICRO IR DigiQ スターターセット』と、デジQ本体のみの『MICRO IR DigiQ』の2種類が用意される。デジQの車種は、『SKYLINE GT-R(R-34)』(ブルー)、『LANCER EVOLUTION VII』(イエロー)、『SKYLINE GT-R(KPGC10)』(シルバー)、『COX NEW Beetle』(レッド)の4種類。いずれも10月25日発売で、価格はスターターキットが4980円、デジQ単体が2980円。

『MICRO IR DigiQ』のターゲットユーザーは、チョロQやラジコンカー好きの子供や大人、親子などで、メインターゲットは30代前半の男性。なおコナミは、“MICRO IR トイシリーズ”第2弾製品として、テーブル上で操作できる鉄道模型玩具“MICRO IR デジトレイン”を2002年5月に発売するとしている。

スペシャルプロポ
デジプロポに内蔵されているRAMには、加速性能やサスペンション、ブレーキ、ターボなどのプログラムがインプットされている。25日に発売される製品ではこのプログラム設定を変更できないが、今後はRAMの情報をカスタマイズできる『スペシャルプロポ』(写真:ブルーのコントローラー)を提供するとしている。スペシャルプロポは液晶画面を搭載しており、画面上で設定変更が可能。さらに、赤外線到達距離を2倍できる『赤外線ブースター』(写真:スペシャルプロポ上部に装着されているシルバーの部品)も開発中という

大人のためのDigiQワールド

“DigiQ NIGHTS@LUNErS”は、『MICRO IR DigiQ』の発売に先駆けて、デジQワールドを体感できるイベント。1Fのバーでは“DigiQ BAR”を展開、デジQ4車種をイメージしたオリジナルカクテルを楽しめる。

中西飲酒中
1Fは大人のムードが漂うバー。テーブルにはオブジェとしてデジQが飾られている。写真は酒とムードを満喫中の中西
カクテル
DigiQオリジナルカクテル。左から、『R-34』、『EVOLUTION VII』、『ハコスカ』、『Beetle』。見た目だけでなく味も読者に伝えなければ! というわけで試飲。桑本はEVOLUTION VII「パインの味がするー。さっぱりしてておいしいよ」。先程から仕事を忘れて飲みまくりの中西はハコスカ「…グレープフルーツのようなそうでないような…」(←すでに酒が脳に回っているらしい)
DigiQオリジナルカクテルは以下の4種類。
  • 『R-34』:SKYLINE GT-R(R-34)…ウォッカ/ブルーキュラソー/グレープフルーツジュース
  • 『EVOLUTION VII』:LANCER EVOLUTION VII…テキーラ/パインジュース/トニックウォーター
  • 『ハコスカ』:SKYLINE GT-R(KPGC10)…ディタ/白ワイン/レモン/トニックウォーター/レモンスライス
  • 『Beetle』:COX NEW Beetle…モニカ/赤ワイン/レモン/ソーダ/レモンスライス

B1Fのクラブスペースでは、『MICRO IR DigiQ』の操縦を楽しめるほか、タイムトライアル大会や、9人の“DigiQガール”の中から来場者の投票で選ぶ“DigiQクイーンコンテスト”などを実施する。

クラブスペース
B1Fはクラブスペース。ノリのよいサウンドに車のエンジン音やスキール音をリミックスした音楽が響き渡る
タイムトライアル
『MICRO IR DigiQ』のタイムトライアル用テーブルも用意されている
タカラ佐藤社長
(株)タカラの佐藤慶太代表取締役社長「『MICRO IR DigiQ』は、大人が十分楽しめる玩具。大人も子供も楽しめる商材として育てたい」
コナミマーケティング古川社長
コナミマーケティング(株)の古川真一代表取締役社長「タカラとコナミのコラボレーションの成果が『MICRO IR DigiQ』。子供と、子供の心を忘れない大人にこの商品を届けたい」

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