NECビューテクノロジー(株)は21日、厚さ34mmのA4フラットベッド型フルカラーイメージスキャナー『マルチリーダ1260U』および『マルチリーダ660U』の2機種を発表した。価格は『1260U』が2万2800円、『660U』が1万6800円となっている。
上が『マルチリーダ1260U』、下が『マルチリーダ660U』 |
『マルチリーダ1260U』は光学解像度1200dpi×2400dpiで、『マルチリーダ660U』は同じく600dpi×1200dpi。読み取り解像度は50~9600dpiで、有効読み取りサイズは216mm×297mm。読み取り諧調はフルカラー時で、入力は1ピクセル当たり48bit、出力は1ピクセル当たり48bitまたは24bit。USBインターフェース経由でパソコンと接続し、電源もUSBバスパワーによってパソコンから供給するため、ACアダプターなどは必要ない。縦置きでの原稿読み取りも可能。
本体前面に“スキャン”、“コピー”、“E-Mail”の専用ボタンを実装し、接続先がWindowsパソコンであればボタン1つで操作できるという。また、同社の開発した色補正機能“カラースタイリッシュエフェクト(C.S.E.)”によって、主に“肌色”、“草木”、“青空”の3つの色に対して、自動的に補正を行なう。プレビュー(仮読み込み)時間は約9秒で、最高読み取り速度は1ライン当たり11.4ミリ秒。消費電力は最大2.5W。
両機種とも本体サイズは幅256×奥行き400×高さ34mmで、重さは約1.6kg。対応OSは、Windows 98/Me/2000と、Mac OS 8.6以上だが、Mac OS Xには対応しない。添付するソフトは、アドビシステムズ(株)のフォトレタッチソフト『Adobe Photoshop 5.0LE』(『1260U』)あるいは『Adobe PhotoDeluxe』(『660U』)など。
『1260U』は9月上旬、『660U』は10月上旬にそれぞれ発売を予定しており、同社では発売後1年間で約30万台の販売を見込んでいる。