今週はIntel CPUの登場ラッシュとなった。まず10日(火)にはXeon初のリテールボックスが巨大な箱とユニークなCPUクーラーを引っさげてデビュー。10日の登場時には1.5/1.4GHzのみだったが、13日(金)には一部ショップに1.7GHzも少量入荷した。リテールボックス版の価格もバルク版とほとんど変わらないことから人気となり、早くも1.7GHzは完売となっている。
“デスクトップ版Tualatin”と呼ばれていた2次キャッシュ容量256KBのPentiumIII-1.13AGHzも登場。基本的には“Coppermineコア後継の0.13μmプロセス製造版PentiumIII”という位置づけだが、デュアルCPU非対応になるなど仕様面に若干の変化がある点には注意したいところだ。こちらは、最安値同士を比較してPentiumIII-1GHzより1万円以上高値となっており、割高感は否めない。
来週登場? PentiumIII-1.2GHz |
なお、気になるIntelの価格改定は既報のとおり明日15日に予定されているようで、週末になって価格が動き始めている。またこの価格改定にあわせて、来週にもPentium 4-1.8/1.6GHz、そして今週から展示の始まったPentiumIII-1.2GHzが登場する見込み。
そんななか沈黙を守り続けているのがAMD CPUである。今週の値下がり分にも目立った動きはないが、Intelの価格改定にぶつけるかのように価格を大きく引き下げるのが“恒例”となっているだけに、来週以降の値動きが気になるところだ。