日本電気(株)は6日、IP/ATM統合スイッチエッジルーター“IX5000”シリーズの新製品として、IPv6に対応したブロードバンドルーター『IX5005 IPv6対応小型ブロードバンドルータ』の販売を同日付けで開始したと発表した。出荷開始は8月の予定。価格は最小構成で204万円。通信事業者やISP、企業向けに販売する。
『IX5005』 |
『IX5005』はIPv6ルーティングをハードウェアで行なうことで処理を高速化したルーター。通信品質などを保証するための“Diffserve”や“RSVP”といったIP-QoS機能を搭載するほか、“MPLS”や“VR(Virtual Router)”などのIP-VPN機能を搭載する。ブロードバンドネットワークの動画マルチキャスト転送などに対応するための“IPマルチキャストハードウェア転送機能”も搭載する。スイッチ容量はMAC/IPで4Gbps。インターフェースは、10BASE-T/100BASE-TX、Gigabit Ethernet、ATM(155Mbps~128kbps)、IP(1.5Mbps)、POS(155Mbps)ほか。電源は冗長構成(二重化)が可能。本体サイズは幅440×奥行き402×高さ175.5mm。最小構成は、基本ソフトウェア、IPSWモジュール2S×1、8ポートの100Mbps対応Ethernetモジュール×1。
同社は併せて、上位機種の『IX5020』『IX5010』においてもIPマルチキャストハードウェア転送機能、IP-VPN機能、MPLS機能を強化すると発表した。