NRIデータサービス(株)と(株)ニュークリアスは24日、携帯電話利用者をターゲットにマーケティングを行なう“Mobile121(モバイル・ワン・ツー・ワン)”システムを共同で開発し、5月下旬からASPによるサービスを開始すると発表した。
同サービスは、インターネット対応電話に対して、メール配信やアンケートなどを行ない、収集したデータを集計して、マーケティングをワン・ツー・ワンで行なうというもの。NRIデータサービスが事業主体として企画や運営を行ない、ニュークリアスが携帯電話に向けて、配信やシステム開発を担当する。年齢や地域、趣味・趣向、購買履歴などの顧客情報から、ターゲットとするユーザーを絞りこんでのメール配信、個別のユーザーに対し、氏名や購入品、ポイントといった個別情報の差し込みも行なえ、“個別メール”として配信できる。また、メール本文にアンケートなどのURLを挿入することにより、ユーザーから直接個人情報を簡単に収集できる入力フォームを送信することも可能という。さらに、収集した個人情報を登録し、集計すれば、次回のメールの配信時の絞り込みのデータとしても利用できるとしている。ASPによるサービスとなるため、インターネットに接続できる端末があれば、どこからでも利用できるのも特徴。なお、両社では、3年後に30億円の売上を目標としている。