英ヴァージン アトランティック航空社は、24日に開催した新ビジネスクラス“新アッパークラス”の発表会のなかで、東京―ロンドン路線において、衛星通信を利用したインターネット接続サービスを2002年より提供すると発表した。全クラス(ビジネス/エコノミー)で利用でき、運賃のほかサービス料が別途必要となる見込み。
東京―ロンドン便は毎日運行。機体はEUの多国籍企業であるエアバス・インダストリー社のA340-300型機だ |
乗客は、座席ごとに設置されたビデオディスプレー『ODYSSEY』(米松下アヴィオニック・システムズ社製)もしくは、機内に持ち込んだノートパソコンを使って、ホームページの閲覧や電子メールの送受信を行なうことができる。
『ODYSSEY』は、映画ビデオなど機内番組の観賞を主な目的とした装置で、エコノミークラスで6.5インチ、ビジネスクラスで10.4インチのディスプレーを搭載している。『ODYSSEY』を使ってホームページ閲覧や電子メールの送受信を行なうときには、このディスプレーを見ながら、専用リモコンで文字を入力することになるという。
通信速度や使用しているソフトウェア、ノートパソコンを使う場合のインターフェースなどは不明だ。
記者会見には、ヴァージン・グループ会長のサー・リチャード・ブランソン(Sir. Richard Branson)氏も出席。柔道の田村亮子選手を相手に、柔道の技を披露 |
田村選手が手にしているのは、GSM方式の携帯電話を機内でも受信できるシステム“アース・コーリング(Earth Calling)”の端末。2000年7月に始まった全クラス共通のサービスだ |