MSI製のApollo Pro266搭載マザーボード「Pro266 Master-R」が不具合を解消し、ようやくアキバに登場した。同製品は3月上旬に発売予定となっていたものの、RAIDコントローラまわりに不具合が発覚し、一旦は出荷されたが直ちに回収されてしまっていた。その間にRAIDコントローラを搭載しない「Pro266 Master」の並行輸入版が一部ショップに入荷したようだが、国内流通版でSDRAM/DDR SDRAM両対応のApollo Pro266マザーボードとしては初お目見えとなる。
拡張スロットはAGP×1、PCI×4、PCI/CNR×1でDIMMスロットはSDRAM用が2本(最大2GB)、DDR SDRAM用3本(最大3GB)。従来のSDRAMを使いつつDDR SDRAMへの移行を考えている人には検討する価値があるだろう。なお、当然だがSDRAM/DDR SDRAMは排他利用。
オンボードのIDE RAIDコントローラはもはやお馴染みのPromise製“PDC20265R”。Ultra ATA/100に対応している。なお、最近のマザーボードらしく6 USBポートサポートだが、他社製のマザーボードが基板で6ポートをサポートしながら実際にはバックパネル+2ポート装備のブラケットの合計4ポートしか利用できないのに対し、同製品は2ポート装備のブラケットを2つ同梱。ハブを介さずに6ポート利用する場面は限られるとは思うが、それでもうれしい配慮だ。
おもしろいのはCPUソケットのすぐそばに配置された8連のジャンパピン。ショートさせるとCoppermineに、オープンにするとPPGA版Celeron/Cyrix IIIに対応するものだが、なぜ8連なのかはナゾである。
24日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\19,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\20,500 | ZOA 秋葉原本店 |
\20,800 | コムサテライト3号店 |
\21,800 | 高速電脳 USER'S SIDE本店 |
\20,500 | ZOA 秋葉原本店 |