情報処理振興事業協会(以下IPA)は8日、1月のコンピュータウイルスの発見届け出状況を公表した。それによると、届け出は3カ月連続で2000件を越える2440件で、そのうちメール経由での感染が95パーセントを占めているという。
届け出のあったウイルスは、「W32/MTX」が771件と最も多く、次いで「W32/Hybris」が762件となっている。届け出の上位をメールを悪用したウイルスが占めており、IPAではウイルス対策ソフトの定義ファイルを頻繁に更新するように注意を呼びかけている。
最近だと学校法人河合塾のメーリングリストで起こったように、メーリングリストでウイルスに感染したメールを配信してしまう事件も起こっており、検査した後に配信するか、登録ユーザーからの返信を一切配信しないようにするといった手立てが必要であると説いている。
